香りは、心にダイレクトに作用するだけでなく、身体の流れを整えるのにも効果的。日々のストレスや体調の違和感を取り除き、快適な環境を作ることであなたの魅力を引き出します。今のあなたに必要な香りを、ぜひ見つけてみましょう。
人に振り回されたり、思ったように物事が進まなくてイライラしたり。そんなストレスの多い毎日は、心も体もむしばまれます。特に気をつけたいのはお肌! お肌の疲れはシミやしわに直結します。気になるあなたには、落ち着きをもたらしてくれる香りがベスト。ストレスを解消することで表情も柔らかくなり、魅力的な笑顔につながります。
鎮静作用に優れ、緊張をほぐすことで、気持ちを落ち着かせます。また、肌を引き締めたり、シミやしわを防ぐうれしい作用も。「若返りの精油」とも呼ばれています。
やさしく気品あふれる香りで、心や体にリラックス効果をもたらします。歴史的に上流階級に愛されてきた香りでもあり、落ち着きが優雅さにつながります。
楊貴妃は、沈香(じんこう)や白檀(サンダルウッド)を柱に使用した「沈香亭」に住み、体から芳香を発する「挙体芳香」で、男性を魅了したとか。香料が豊富にあった中国では、美しい女性=よい香りという言い伝えが残っています。
睡眠不足や不眠は、体や心にさまざまなマイナスの影響があります。集中力が低下したり、疲れやすくなったり。大事なお肌の調子も乱れるもとに。そんな睡眠の不調が続いているあなたは、ラベンダーやクラリセージの香りを生活に取り入れてみましょう。
ラベンダーはラテン語の「洗う」を意味する「ラワーレ(lavare)」が語源。古代ギリシャでは「高揚した感情をとり除き、心身を浄化する」とされていました。神経を穏やかにするリラックス作用があり、安眠に導いてくれます。また、お肌の安定にもつながります。
鎮静作用に優れ、緊張を緩和。心地よい眠りを促すほか、いら立った気持ちを落ち着かせます。疲れすぎて神経が張り詰めているときは、ぜひ取り入れてリラックスにつなげましょう。また、美しい髪作りにも◎。育毛環境を整えて、薄毛や抜け毛の予防になります。
ココ・シャネルは、「香水をつけない女性に未来はない」という名言を残しました。また、マリリン・モンローが、「寝るときはシャネルのNo.5だけをまとう」と言った逸話はあまりにも有名。昔から数々の著名人に愛され、名言を生み出してきた香りを、あなたも取り入れてみませんか?
鎮静作用があり、穏やかな心に導いてくれます。クレオパトラがこよなく愛した香り。当時のエジプトではとても希少な存在だったローズを、恋人を迎える部屋に膝が埋まるほど敷き詰めたというエピソードがあります。
不安や悩みといったマイナスの感情を和らげ、心のバランスを整えてくれます。ストレスや疲れを感じ、リラックスしたいときにもおすすめ。濃厚で魅惑的な香りで、インドでは女性の色気を演出する「夜の女王」と呼ばれます。ジャスミンの精油には催淫効果があり、古代エジプトではこの香りを「媚薬」として使用していたとか。ここぞというときは、まとっているだけで本能に訴えかけてくれるかも。
暑い夏にぜひおススメしたいのがコレ。清涼感あふれる香りが、生き生きとした表情をつくります。眠気を覚まし、頭をすっきりさせたいときにもおすすめ。
「天然の精神安定剤」といわれているほど、心に強く働きかける香り。リラックス効果に優れ、やさしい香りがストレスなどで落ち込んだ感情を包み込んでくれます。希少な精油のひとつで、ダイアナ妃も愛した香り。17世紀イタリアのネロラ公国、アンナ・マリア王妃が愛用していたことから、その名がついたといわれます。王族に愛された香りをまとって、気品もアップ。
世界三大美女とよばれるクレオパトラが愛したローズやシナモン、楊貴妃が愛したサンダルウッドやムスク・クローブ、そして小野小町が愛したクローブや沈香には、どれも強力な「催淫効果」があるといわれます。古代ヨーロッパでは、ローズやシナモンは惚れ薬として使用されていたそう。
まさに、香りは本能に訴えかけるもの。あなたも、お気に入りを見つけてモテ度アップ♪ 香り美人になりませんか?
※治療中や持病をお持ちの方、妊娠中、授乳中は使えないものがあるため、精油の特性や使用方法は専門家にご相談ください。