charmmy TOPココロ/カラダ不登校でも人生を諦めなくていい…「引きこもり」のその先にあるもの(ノンフィクション漫画)

不登校でも人生を諦めなくていい…「引きこもり」のその先にあるもの(ノンフィクション漫画)

これは、私が中学時代に体験した不登校エピソードのその後のお話です。中学進学による環境の変化とギャップに耐えきれず、不登校になった私。中学を卒業し、通信制高校への進学が決まったことで、心機一転気持ちを新たに高校生活を頑張っていこうと決意していたのですが……。
中学時代に不登校になって以来、色々な人からの、たくさんの心ない言葉に傷ついて自分も他人も許せなくなっていたけれど、そんな自分を救うのもまた、人の言葉なんだと思いました。


過去の経験は今に繋がっている

これまで、様々なことがありました。辛いことも苦しいことも、いっそ消えてしまった方がいいと思うことも、沢山ありました。

けれども、そのすべての経験が今の私を形作っている、1本の線となって続いているのだと悟ったときに、そのどれもが大切でかけがえのないものだと思えるようになりました。

どれが欠けても、きっと今ここにいる私にはならないでしょうから。

さて、絵日記ブログを始めてから3年が経ちますが、今のところ、まだ1度も本格的な引きこもりにはなっていません。

なんとなく「もう引きこもらなくても大丈夫そうだな」と感じています。

今までの経験の中で、どの程度無理をしたら燃え尽きてしまうのか、どのくらいまでなら頑張れるのかという目安が自分の中にできたからだと思います。

自分自身と上手に付き合うことで、社会生活を途切れさせることなく続けられるようになりました。

ようやく、社会復帰できたのかな、と感じています。

すべてが意味を持つ日へ向けて

今、私は優しい夫と可愛い動物たちに囲まれて、ささやかながらも幸せな日々を過ごしています。

そのどれも、中学生の頃に1度は諦めたものでした。

「不登校は不幸」「引きこもりはろくな大人にならない」と言われ続け、確かにろくな大人にはなっていないという自覚はあるけれど、それでもちゃんと幸せを掴むことができました。

というか、別に、ろくな大人じゃなくてもいいと思います。

真っ当な経歴や、誰からも羨まれる暮らしだけが、よい人生とは限らないのではないでしょうか。

辛いことや苦しいこと、時には挫折したことも噛みしめながら、ふと自分の生きている意味に気づくとき、きっとそこに、その人なりの「よい人生」があるのだと思います。

だから、“逃げ”や“負け”と決めつけられやすい不登校や引きこもりも、逃げでも負けでもなく、ましてや無意味なものでもないと私は思うのです。

生きて、いつか答えに辿り着いたとき、すべてが意味を持つ日がきっと来るから。

ここまでお読みくださって、ありがとうございました。

えむこ
ライブドア公式ブロガー
2017年に元彼が消滅(※音信不通の果てに破局)してから婚活を始め、2019年夏にヲタク彼氏と成婚! 今は新米主婦として奮闘中です。