今回のテーマは「ピリついた気分を和ませてくれる言葉」。
重厚でスペクタルな漫画はわくわくするけれど、心が張り詰めている時やピリピリしている時はちょっと違う…。人が死んだり、友達がまさかのラスボスだったり、世界と恋人の命を天秤にかけたりはしたくない!!
そんな時は、頭を空っぽにして楽しめるゆる~い漫画の心和む名ゼリフでほっこりしてはいかがでしょうか?
肩の力が抜けてほっこり
「和ませてくれる漫画」と聞いて真っ先に思い浮かんだ、
「よつばと!」
元気いっぱいでちょっと変わった女の子よつばとまわりの人々の、かけがえのない普通の毎日が描かれたハートフルコメディ。
「どんまい どんまい」「なんだ!?それなんだ!?」
「気にすんなってことだ」
水をこぼしてしまったよつばに、よつばの父(通称・とーちゃん)の一言。
すっかり「どんまい」が気に入ったよつばはその後、間違い電話に「どんまい」、自分がしでかしたイタズラにも「どんまい!」(笑)。
イライラした時、うまくいかない時、よつばが「どんまい!」って言ってくれたら、細かいことは気にしなくていいやって肩の力が抜けける気がするー!
天真爛漫でどんなことでも全力なよつばや、とーちゃんをはじめとする優しくって楽しい大人たちにいつも癒される「よつばと!」。
今回ご紹介した11話以外にも、和むお話ばっかりですよ♡
女子高生のゆる~い心意気
あずま先生の漫画をもういっちょ!
とある高校を舞台にした女子校生たちのゆるゆる学園ライフを描いた4コマ漫画。
「忘れものしてへんかー?」「へいきー
してても へいき」
作中随一の天然キャラ・大阪のセリフ。
大阪はいつも居眠りしていて、くしゃみが「へーちょ」で、ドモホルンリンクルを作る人になって一滴一滴じーっと見ていたい、ゆる~い女の子(笑)。ちなみに大阪の本名は春日歩。なぜ大阪なのかというと、大阪から転校してきたから。それだけ(笑)。
他にも、10歳で高校に飛び級した天才のちよちゃんに、有り余る元気がたまに迷惑なとも、万年ダイエッターのよみ、クールに見えて可愛いもの好きな榊さんなど、個性的なキャラクターばかり!
そんなみんなのアホでゆるゆるな学園ライフに、「ふふふ」と自然と笑みがこぼれてしまうのです。
ピリついた時は、忘れ物なんて気にしない大阪のゆるい心意気を真似してみてもいいかも(笑)。
恋に無自覚なみんなが可愛い漫画家男子のラブコメ
登場人物がみんなアホばっかりな漫画をもうひとつ。
隣のクラスの野崎くんに片思い中の女子高生・千代。ある日勇気を出して「ファンです!」と告白をしたら、恋人…じゃなく彼の漫画のアシスタントになることに!? 実は野崎くんは男子高校生ながら、少女漫画家だったのです。
ガタイのいい無骨な野崎に小柄な千代、一見チャラ男(でも本当は繊細でデリケートで美少女オタク)な御子柴、クラスも違う彼らの関係を問われたときの野崎の一言。
漫画家の野崎くんに、ベタ担当の千代、効果担当の御子柴。うん、マンションの一室でアレ(ベタ塗ったり)やコレ(花を描いたり)やしているけれども(笑)。
ちなみに、アレやコレやするメンバーは
少女漫画家なのに女子に対して鈍感すぎる野崎くん
野崎くんへの愛がいきすぎる千代ちゃん(ベタ担当)
カッコつけのくせにヘタレな御子柴(効果担当)
傍若無人の権化、結月(登場人物のモデル)
繊細で純粋でちょっとおバカな若松(トーン担当)
プレイボーイな女子高生、鹿島(学園の王子様)
そんな鹿島を唯一扱える堀ちゃん先輩(背景担当)
みんなアホで、そして恋に無自覚で、可愛すぎるのです!
漫画好きは思わずくすりとしてしまう、少女漫画あるあるなボケも盛りだくさん。
愛おしい登場人物たちに、和んだり、笑ったり、キュンとしたり大忙しな漫画です♡ちなみに私は、鹿島くん(女子だけどくん付け♡)と堀ちゃん先輩が大好きです!
歩み寄る気持ちが大事!偽装家族コメディ
最後にご紹介するのは、先日発表された「次にくるマンガ大賞」のWEB部門で1位を受賞した話題作!
凄腕スパイ・黄昏(たそがれ)は、ターゲットの政治家と接触するために偽装家族を作ってターゲットの息子が通う名門小学校に養子を入学させる任務につく。孤児院の生活に退屈していた心の読める少女アーニャ。婚期の遅れで不審がられることを心配していた殺し屋・ヨル。利害が一致した3人は、それぞれの素性を隠したまま家族を演じることに…。
あらすじだけ読めばハードな物語に見えるかもしれませんが、今のところそんなことは全くありません!
キレのよいアクションとくすりと笑えるギャグ、そして少しずつ家族になっていく3人にほっこり…そんな面白要素が詰まった漫画なのです。
「外交然り! 相手を知ることが和平への第一歩!!」
「アーニャをしると せかいがへいわに…!?」
遠藤達也「SPY×FAMILY」1巻 MISSION:1
かわいいー!
アーニャを引き取ることにしたものの子供心がわからず戸惑う黄昏の心の声を読んだアーニャの一言。ほっこりしつつ、核心をつく言葉だなぁ。
イラっとする物言いとか態度とか、そういった表面的なものに囚われて相手を決めつけてしまう時があるけど、仲良くなったら自分の視野が狭いだけだったと思い知ったりする。
悪い方にばっかり考えて決めつけずに、まだお互いのことをよく知らないだけ、これから知っていけばいいってそう思えたほうが気持ちも楽ですよね。
健気で一生懸命で、無邪気でちょっぴりアホで、たまに核心をつく…そんなアーニャが可愛くてたまらないのです。
任務のためと言いつつもアーニャに振り回されて段々と父親らしくなっていく黄昏。少し物騒で不器用だけど、まっすぐで可愛くてかっこいいヨルさん。
まだまだ噛み合わない3人だけど、これからどう本物の家族になっていくのか。目が離せません!
いかがでしたか。
今回は、ほっこり和む漫画の名ゼリフをご紹介しました。ピリピリした時、きっと心をほぐしてくれるはず。ぜひ読んでみてくださいね。