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【新説】我慢も攻撃もしない!エロハラスメントの対抗策

更新 : 2019.11.01 19:00 / 作成 : 2019.11.01 19:00
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少しいきすぎた行為をしただけでハラスメントと言われる時代。被害者だけじゃなく、いつ加害者になるかという危機感を持つことも大切です! そこで、巷のハラスメントを定義・シチュエーション・カウンセラーによる対策と編集部考案の対抗策をご紹介。もしかしたらその行為、ハラスメントかもしれませんよ!?

願望丸出しのエロテロリスト
性的ハラスメントの実態

第二弾は、自分勝手なエロの欲求を暴走させる性的ハラスメント。何気ない会話の中にこっそり爆弾のように仕込む、上司からの性的なメッセージ。スキンシップという名の無限おさわりタイム……。不快でしかないこの行為、令和の時代になってもいまだなくなっていないのが現実です。

嫌がっている人に対して“性”をチラつかせることは、そもそもOUT! 仕事中だけでなく、飲みの席でも同じです!! 最近では、女性が訴えられるケースも増えているといいます。性的ハラスメントの知識をしっかり学んで、いざというときにも役立つ術を身につけましょう!

【授業1】
セクシャルハラスメント(セクハラ)

セクハラとは、性的に体に触るなどの嫌がらせや、言葉による嫌がらせ。不快に思う誘いや、その誘いを断ったことで被害者に不利益が生じる行為。

やりがちシチュエーション
そっと肩に手を添えて、「どう? 仕事頑張ってる?」と素敵上司を装いながらしっかりボディタッチ。さらに顔を近づけて「仕事で悩んでいることがあるなら相談のるからね。どう? ご飯でも……」と下心丸出しの下衆い誘い。無下に断ることもできず、やんわり笑顔でごまかして逃げまわることに。仕事に追われハラスメント上司に追われ……、無駄な追いかけっこの日々に辟易してしまいます。

セクハラにあってしまったら…
カウンセラーによる対策
セクハラは女性が被害者になりやすく、加害者に直接は言いづらいもの。そこで同性の上司や加害者よりも立場が上の人に相談し、間接的に説得してもらうことが効果的です。また言葉によるセクハラの場合繰り返されることが多い為、録音やメール、第三者の証言など証拠になるものは出来るだけ集めて、いざという時に備えておきましょう(カウンセラー:乾紫響さん)。

効果があるかも!?セクハラの対抗策
“宇宙遊泳ハラスメント”
上司のセクハラがはじまったら、引き出しに忍ばせていた宇通飛行士のコスチュームを徐に装着。その時点で上司はひるむ可能性大ですが、それでもめげずにセクハラ発言をかましてきたら、宇宙遊泳さながらの軽やかなステップとともに「あれっ……きゅう…に…通信…が途……切れ…た…」と、一人芝居で対応。「あぁ、この子は不思議ちゃんだったのか……」と納得し、お声がかからなくなるはず。※編集部考案の対抗策です。お試しは慎重に……。

【授業2】
告白ハラスメント(告ハラ)

告ハラとは、付き合うつもりのない相手からの無謀な告白によって、不快な思いをしたり仕事に支障をきたす行為。

やりがちシチュエーション
仕事でやりとりしただけなのに、自分に好意があると勘違いして、一方的に思いを告げることがあります。同僚や先輩であれば上司に相談をすることもできますが、その上司が思いを告げてきたときは、自分の立場を利用して、相手にYesと言わせようとするなどパワハラと併用することも……。断ったら断ったで、人間関係がぎくしゃくして仕事にも影響がでてしまい、振ったほうが精神的にやられてしまうという理不尽な目に。

告ハラにあってしまったら…
カウンセラーによる対策
告ハラに遭った場合、穏やかな対応を心掛けてみて下さい。「迷惑ではないけれど、ビックリしています」といった感じで、自分と相手の気持ちのズレを伝えることが大切です。「嬉しい」や「無理」のような期待を持たせたり、拒絶する言葉を使うと、相手の行動がエスカレートする恐れがあるので、過度な表現は控えましょう(カウンセラー:乾紫響さん)。

効果があるかも!?告ハラの対抗策
“爆音せんべいハラスメント”
同僚や上司からの鳥肌ものの告白がはじまったら、せんべいをバリバリかじって妨害。恥ずかしい愛の告白がせんべいの音にかき消され、宙をさまようことに。近くにいるのに想いが届かず、せんべいとともにハートも粉々になること間違いなし。いつなんどき告白されても対応できるように、せんべいは常に小脇に抱えておきましょう。※編集部考案の対抗策です。もし実行するなら、げんこつせんべいがおすすめです。

【授業3】
オンラインハラスメント(オンハラ)

オンハラとは、インターネット上での悪意のあるうわさ話や誹謗中傷、交際を迫る、性的な内容を含んだメールを送るなどの嫌がらせ。

やりがちシチュエーション
恋人に別れを告げたら逆上された、社内の人に告白されてお断りしたら恨みを買ってしまったなど、恋愛がらみで起こるケースや、出世争いで負けた相手が逆恨みするケースなど、シチュエーションは違えど勝手に恨まれてターゲットに……。オンライン上にあることないこと書かれ、好奇の目にさらされるという状況に、心がぽっきり折れてしまいます。書いた本人は、それを見てほくそ笑んでいるんだから、たまったもんじゃありません。

オンハラにあってしまったら…
カウンセラーによる対策
オンハラへの一番の対処法は、「反応しないこと」。オンライン環境下では罪悪感が小さくなる為、その分被害者の反応を楽しむ傾向があります。ですから、無視することで嫌がらせをする意味を無くしてしまうことが望ましいです。それでも続く場合、ブロックしたりその環境から一時的に離れるなどの物理的距離をとることで様子をみましょう(カウンセラー:乾紫響さん)。

効果があるかも!?オンハラの対抗策
“ネタいただきハラスメント”
あることないこと書かれたネットの書き込みを、ごそっとまとめた本を出版。誹謗中傷が元になった小説や、悪意ある書き込みに対する対処法など、書かれたことがヒントになった本を見せながら「私が出したこの本、実は元ネタがあって~」と書き込みした本人に伝えてみましょう。ネタに使われた悔しさがありつつも、言えないジレンマで小刻みに震えるはず。※編集部考案の対抗策です。実現させるならまずライティング力を身につけましょう。

【授業4】
ラブハラスメント(ラブハラ)

ラブハラとは、相手が嫌がっているにもかかわらず、恋愛話や性の話を執拗に聞き、精神的な苦痛や不快感を与える行為。

やりがちシチュエーション
部下とコミュニケーションを図ることは上司の務めとばかりに、無駄に絡んきたがります。はじめは真面目に仕事の話をしていますが、次第に彼氏のことやH系の話を根掘り葉掘り聞きだそうとし、最終的には恋愛の話しかしなくなる始末。彼氏や彼女がいない部下には、過去の恋愛話をやたら聞いてきて、「そういう時期あるよな~」と分かった風なことを言ってきます。その分かった感じもイラっとするのに、当の本人はまったく気づいていません。

ラブハラにあってしまったら…
カウンセラーによる対策
ラブハラは恋愛価値観のズレにより起こることが多く、相手に悪気がないケースがあります。その為、「あなたの言うことも理解できます。ただ、私の考えも尊重してほしいです」とはっきり伝えてみることが大事。また、ラブハラだと感じる話が出てきた際は、その場を離れたり少し愛想の無い態度をとって、「困っている」ことを示しましょう(カウンセラー:乾紫響さん)。

効果があるかも!?ラブハラの対抗策
“オウム返しハラスメント”
上司が恋愛系の話を振ってきたら、肩に乗せたオウムに同じような内容を言わせて同じ状況にさせます。どんな話をしてもオウムが同じような質問を投げかけてくるので、会話は一向に進まず、上司も面倒くさくなるはず。ま、その前に、オウムを肩にのせているというトリッキーな行動をしているので、上司も近くに寄りつかなくなります。※編集部考案の対抗策です。なで肩でオウムが乗らない人は、鷹匠スタイルでも可。

【授業5】
テクスチュアル
ハラスメント(テクハラ)

テクハラとは、「女にこの文章は書けるはずがない」「男のくせに女々しい文章を書く」などの文章による性差別や、別の人物が書いているなどの虚偽を吹聴する行為。

やりがちシチュエーション
必死でまとめた企画書や原稿を、「女のお前にこの内容が書けるわけない。誰かに書いてもらったんだろ」「男がこんな女性っぽい文章を書くのはおかしい」と、性を基準としたものの考え方を押し付ける上司が令和の時代になってもいるのです。文章の良し悪しならともかく、女だから、男だからという基準で評価を決めるのは納得できません。ちなみにこういった上司は、自分が幼稚な文章を書いていることには気づいていないんですよね……。

テクハラにあってしまったら…
カウンセラーによる対策
テクハラを受けた場合は、会社内の問題であれば同僚や上司へ相談し、速やかな解決を目指しましょう。著名人やネットからのテクハラの場合、相手に対し発言・書き込みの撤回や謝罪を求め、被害が広がらないようにすることが大切です。相手や会社が全く何の対応も行わない場合は、弁護士へ相談することで法的な解決も視野に入れてみて下さい(カウンセラー:乾紫響さん)。

効果があるかも!?テクハラの対抗策
“あのキャラ風ハラスメント”
「女に書けるはずがない」と頭ごなしに否定してくる上司には、緑色したあのキャラの着ぐるみを着て「あ、そもそも人じゃないんで」とクールに対応。上司が「なんだその恰好は」と顔を引くつかせ聞いてこようものなら、「え? 知らないんですか? 文章も運動も何でもこなせるんです」とさらにクールに対応。女とか男とかの次元を超えた、尊きものが書いたとなれば、上司はぐうの音もでません。※編集部考案の対抗策です。本気の案です。


まとめホームルーム

今回の大人のハラスメント講座は『性的ハラスメント』についてお送りしました。不愉快極まりないハラスメントばかりですが、当の本人は悪気なくやってるから恐ろしいのです。

仲が良いから大丈夫。信頼関係を築いているから平気。だから何をしても許される……。そんなわけあるかい! 自分の立場を利用した悪しき行為を突き付ける、性ハラモンスターは退治しなければいけません。

ゆえに、今回の教訓

【性ハラモン、解雇だぜ!】


この言葉を性ハラモンスターに浴びせ、解雇が近づいていることを知らしめましょう!


【協力してくれたカウンセラー】
福井県で心理カウンセラーとして活動しながら、カウンセリング心理学の講師、アートセラピスト、LINE上での相談など幅広く活躍。専門分野は恋人との関係、人間関係、感情コントロールなど。


イラスト:波打ベロ子
charmmy編集部
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