charmmy TOPココロ/カラダ飲み会シーズンのハラスメントに鉄槌を!対抗すべき○○技を一挙公開

飲み会シーズンのハラスメントに鉄槌を!対抗すべき○○技を一挙公開

少しいきすぎた行為をしただけでハラスメントと言われる時代。被害者だけじゃなく、いつ加害者になるかという危機感を持つことも大切です! そこで、巷のハラスメントを定義・シチュエーション・カウンセラーによる対策と編集部考案の対抗策をご紹介。もしかしたらその行為、ハラスメントかもしれませんよ!?

酔っ払いゾンビの地獄絵図…
飲み会ハラスメントの実態

第四弾は、お酒の勢いを借りてやりがちな飲み会でのハラスメント。ビール片手にご機嫌な上司の飲め飲めコールをかわしても、立ちはだかるろれつの回らないアルコール臭プンプンの酔いどれ部下……。焦点が合わずフラフラで近づくさまは、まるでゾンビです。

普段はおとなしい人でもお酒が入ると人格が変わり、お酒やカラオケの強要、性体験いじりとやりたい放題。酔いに任せたらOKではなく、むしろOUTになることを学んでいただきたいものです。もちろん、自分の教訓として飲み会でのハラスメントの知識をしっかり身につけて、忘年会に新年会、歓迎会などあまたの飲みの席に備えましょう。

【授業1】
カラオケハラスメント(カラハラ)

カラハラとは、カラオケが苦手な人に対して無理やり歌うことを強要する行為。また歌わないことで、仕事で不当な扱いを受けることもカラハラに該当。

やりがちシチュエーション
こぶしを回して気分良く演歌を歌いあげた上司が、「ほら、お前たちも聞いてないで歌え!」と、聞いてるふりしてまったくもって上の空だった部下にマイクを押し付け、歌うことを強要。「歌下手なんで」「●●さんの歌をもう少し聞きたいです」と言っても聞く耳持たず、しまいには「これ歌え」と自分で歌を入れ出す始末。挙句の果てには音程のズレたハモリで参戦してくるという、迷惑この上ないプチリサイタル状態に。

カラハラにあってしまったら…
カウンセラーによる対策
カラハラをする人には、『歌うことを嫌がる人に歌わせたい』という心理が働いています。そのため1、2曲だけ拒否することなく歌ってしまえば、その後無理に歌わせられることは少なくなります。加えて、食事や飲み物の注文をとる・合いの手を入れる・誰かにリクエストするなどして、極力自分が歌う回数を減らしてみるのも良いでしょう(カウンセラー:乾紫響さん)。

効果があるかも!?カラハラの対抗策
“想い出浸りハラスメント”
カラオケで歌うことを強要してきたら、徐にマイクを握りしめ曲をセット。音楽が流れだした途端に左の頬に一筋の涙がツーッ。何事かとざわついてもガン無視し、一人の世界に入ります。歌が始まったら元カレ(元カノ)との想い出を歌詞に重ねて、涙と嗚咽でグチャグチャになりながら想い出を語れば、あら不思議、この人にマイクを持たせちゃいかんと暗黙の了解が得られるはず。※編集部考案の対抗策です。嘘の涙には涼感タイプの目薬をお使いください。

【授業2】
ブラッドタイプハラスメント(ブラハラ)

ブラハラとは、血液型で性格を分類し、偏ったイメージのみで相手の性格を決めつけ、精神的な苦痛を与える行為。

やりがちシチュエーション
飲みの席などで突如始まる血液型の確認タイム。恐る恐る血液型を伝えたら、己が思う血液型のイメージをこれでもかと突き付けてきます。A型は几帳面、B型は気分屋、O型はおおざっぱ、AB型は変わり者……、代々伝わる血液型のイメージは、令和になっても変わることなく受け継がれている現実に愕然です。ムキになって違いますアピールをしても、「はいはい、そういうところも▲型っぽいよね~」とのたまうあたり、面倒くさいあの血液型っぽいですよね。

ブラハラにあってしまったら…
カウンセラーによる対策
過剰に反応したり、ムキになって言い返すと余計に行為が助長されることがあるので、血液型と性格の因果関係に根拠がないブラハラに対しては、聞き流すことが一番です。それでもブラハラが続く場合は、あえて相手の血液型の良い点を褒めてみましょう。余裕のある態度によって相手の反応が変わることがあり、周囲の人も味方につけやすくなります(カウンセラー:乾紫響さん)。

効果があるかも!?ブラハラの対抗策
“先祖代々の家系図ハラスメント”
血液型確認タイムがはじまったら、カバンの中からお手製の家系図を取り出します。自分の血液型を伝え、常套句の「▲型っぽいよね~」が出たら、すかさず家系図をテーブルの上にドンッ。先祖代々の性格による遺伝であることを、とうとうと伝えましょう。「そんなマジにとらえなくても~」と言ってきたら、「あ、真面目なところは父方の祖母の性格を受け継いだんで」で切り返しを。※編集部考案の対抗策です。とりあえず3世代分の情報があれば逃げ切れます。

【授業3】
アルコールハラスメント(アルハラ)

アルハラとは、お酒が飲めない人に飲酒を強要したり、一気飲みや早飲み、罰ゲームなどで無理やり飲ませる行為。酔いつぶしたり、酔ってからむなども該当。

やりがちシチュエーション
ろれつの回らない上司が「おい~飲んでるか~」とビール片手に近づき、減っていないと「なんだ~全然飲んでないじゃないか~」と無理やりついでこようとします。ただ、自分が酔っ払い過ぎているあまり、上手にコップに注げずテーブルにドバドバ。はい、迷惑。また、合コンで罰ゲームとして一気飲みをさせたり、今宵一発お願いしたい男性が、女性に強めのお酒をすすめることも。ただ、相手の女性が酒豪だと返り討ちに……。はい、ご愁傷様。

アルハラにあってしまったら…
カウンセラーによる対策
試してほしい方法としては、「身近な人が以前に一度急性アルコール中毒になった」という話をすることです。事実、アルハラは行き過ぎると命に関わりますから、自分の命を守るための嘘なら堂々とつきましょう。もし勧める側が酔ってしまっている場合は、お店の人に頼んでノンアル系のドリンクを提供してもらうようにすることも1つです(カウンセラー:乾紫響さん)。

効果があるかも!?アルハラの対抗策
“YOMEIのお酒飲んでますハラスメント”
アルコール臭をプンプンさせて「飲んでるか~」とからんできたら、すかさず日本人の健康を支える薬酒を見せつけ、容器にIN。テキーラをショットで飲むかのごとくグビッといっちゃいます。そして「YOMEIの酒を飲んでるんで、お構いなく!」と伝えて、効いてるアピールを。真っ赤な顔の上司とは対照的に、顔色のいいあなたを見て飲みたくなる人続出です。※編集部考案の対抗策です。容量と時間を守って飲みましょうね。

【授業4】
スモークハラスメント(スモハラ)

スモハラとは、煙が苦手な人の前でタバコを吸ったり、喫煙を強制する嫌がらせ。また、受動喫煙によって健康状態に影響を与える行為も該当。

やりがちシチュエーション
昭和のスターさながらタバコをスパスパさせて、あたりはスモークをたいた状態に。その中からぼんやり見えるのは、ドヤ顔してスパっている上司。幻想かと思うほどのモヤ感だけならまだしも臭いが体中にまとわりつき、不愉快極まりないったらありゃしない。こんな地獄のような状態なのに、空調の流れがまさかの自分向き……。煙の流れを変えようと席を変えてみても、喫煙者で埋め尽くされた部屋はもはや霧。濃霧注意報を発令してください!

スモハラにあってしまったら…
カウンセラーによる対策
喫煙者に厳しい時代の流れがありますので、まずは勇気を出して「控えてもらえませんか?」とお願いしてみましょう。その際相手の行為を責めるのではなく、「臭いがどうしてもダメなんです」のように自分の感じた思いを話すと角が立ちません。また物理的な距離をとったり、マスクをする、換気をすることも自ら出来る対策になるので是非(カウンセラー:乾紫響さん)。

効果があるかも!?アルハラの対抗策
“悪霊退散ハラスメント”
煙が苦手な人の前で平気でタバコをスパスパさせる上司を見かけたら、悪魔祓い師と呼ばれるエクソシストの衣装を持ってトイレに駆け込みましょう。戻るや否や、「部長、エクトプラズム出ちゃってます! 悪霊退散~」と悪魔祓いタイムのはじまりはじまり。悪魔に憑りつかれた少女がブリッジで階段を降りてくる映画を思い出し、上司は恐怖に震えあがるはず。※編集部考案の対抗策です。悪霊退散と言うときは真顔で恥ずかしがらないことが鉄則です。

【授業5】
チェリーハラスメント(チェリハラ)

チェリハラとは 、童貞であることを馬鹿にしたりいじったりする行為。また童貞であることに対して差別的発言をするなども該当。

やりがちシチュエーション
酔った勢いでエロ話を持ち出す輩が、各自の経験を根掘り葉掘り聞きだし、童貞を匂わす男性を見つけるとすぐさまロックオン! 人様に聞こえるように大きな声で童貞いじりをして、自分だけが楽しんでいます。周りにいる人も、対応に困ってしまって引きつった笑いでどうにかその場を収めることに。このいじりは、ロックオンされた本人だけでなく、その周りで飲んでいる非公表の童貞男性もビクッとさせるので、ぜひともやめていただきたい。

チェリハラにあってしまったら…
カウンセラーによる対策
チェリハラへの有効な対策としては、“性的な体験や話について興味がない”とはっきりと伝えることが挙げられます。また、自分がはまっているものや興味のあることで話しを切り返すことも1つの方法です。今自分が向いている興味関心が“ソレ”ではないということが伝わると、チェリハラは収束する傾向にあります(カウンセラー:乾紫響さん)。

効果があるかも!?チェリハラの対抗策
“DT兄弟ハラスメント”
童貞の男性に対して無遠慮ないじりがはじまったら、どこからかDとTのイニシャルがついた体操服を着た男性が「D~DD~DDDT~」とわらわら。ご機嫌なリズムとステップで童貞であることを誇りにし、むしろそれが自分だと言わんばかりの主張をします。恥ずかしいことではなく、これも個性であると高らかに掲げる自信に満ちたその姿に、いじった方が委縮するはず。※編集部考案の対抗策です。お店の人に迷惑にならないように行いましょう。

まとめホームルーム


今回の大人のハラスメント講座は『飲み会ハラスメント』についてお送りしました。飲みの席でのハラスメントは、空気を悪くすることを気にしてその場で注意することをためらい、それによってハラスメント助長させるという悪循環を生みだします。

お酒を飲んでいるから許されるわけではなく、お酒を飲んでいるからこそマナーを守る。大人のモラルの問題でもあるのです。

ゆえに、今回の教訓

【酒は飲んでも困らせるな!】

この言葉を酔いどれゾンビにウコンエキスドリンクとともに注ぎ、ハラスメントの悪酔いを事前に阻止しましょう!


【協力してくれたカウンセラー】
福井県で心理カウンセラーとして活動しながら、カウンセリング心理学の講師、アートセラピスト、LINE上での相談など幅広く活躍。専門分野は恋人との関係、人間関係、感情コントロールなど。
charmmy編集部
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