注意散漫な性格の娘は、イヤイヤ期も重なり、毎日とにかく落ち着きがありません。
そのため心配性の私は、危ないことは最初からやらせない・触らせないように、注意ばかりしていました。
にも関わらず、一瞬の隙をついてテーブルの上に登ってそのままでんぐり返りで落下! そして私に叱られて大泣き…なんて日常茶飯事。
さらには、叱られた瞬間こそ落ち込んだ様子を見せる娘ですが、すぐにケロッと開き直ってはまた平気で叱られたことを繰り返すのです。
娘に青あざやたんこぶができる度、私は「もっとちゃんと見守っていれば良かった」「痛い思いをさせてごめんね…」と自分を責めてばかりいました。
しかし、こう何度も繰り返されては、さすがに反省も後悔も追いつきません(笑)
そしていつしか、やんちゃ盛りの2歳児に怪我をさせないためには、もはや何もさせないで寝かせておくしかないのでは…と思うようになったのでした。
そもそも2歳の子どもに、叱ることで危険を理解してもらおうなんて考え自体が間違っていたのかもしれません。
その代わり、危ないことを危ないと自分から気付いてもらえるよう、手助けしていこうと考えました。
そのためにまず、大怪我に繋がりそうなことや、誰かに迷惑がかかるようなこと以外は、思い切ってあれこれ規制するのを止めてみることに!
もちろん、家具の角にクッション材をつけたり、転んだときの衝撃が少しでも和らぐよう床にジョイントマットを敷き詰めるなど、怪我の予防対策は徹底しています。
そのうえで、「あ~、なんだか危なっかしいなぁ…」と思っても、多少の痛みやいたずらならばやらせて学ばせようと思ったのです。
これまで頭ごなしになんでもダメダメ言っていた私ですが(娘が言うことを聞いたかどうかは別として…)、結果的に娘のチャレンジ精神を根から摘み取ろうとしていたのは良くなかったと反省しています。
たとえ青あざを作ってしまっても、それも想定内として「転んでも大丈夫!」ということを教えてあげるのも大切だと気付いたのです。
とはいえ、大目に見ることとほったらかしにすることは全然違います。
怪我をした後のフォローも忘れてはいけません。
我が家では、実際に痛い思いをしたときはすぐに叱るのではなく「大丈夫? でも泣かなくて偉かったね!」などひとまず娘の気持ちに歩み寄り、娘の興奮状態が落ち着いてから「こういうことをすると痛いんだよ? だから今度からは気を付けようね」と言い聞かせるようにしています。
その結果、少しずつですが、娘にも「これをやったらちょっと危ないかも…?」「この前痛い思いをしたから、今回はやめておこう!」など、危険なことを予測する力が身に付いてきたように感じています。
また、私があれこれ規制するのを止めたことで、より一層好奇心やチャレンジ精神が旺盛になりました。
正解のない子育てだからこそ不安や迷いは尽きませんが、これからも大怪我をさせない&人に迷惑をかけない程度に、何事も大目に見守っていこうと思います。