手相は、紀元前の頃から研究されつづける統計学をもとにした占いです。脳で考えているその人の思考が身体に現れているものが、手相です。
手相を見れば、その人の取扱説明書が書いてあるようなものです。そして、その思考のもと進んでいく未来予測が現れています。
手相は変化するので、あくまでも、その時点での未来予測となります。思考や行動によって変化していくので、いまある運命がすべてだと思わず、常に、自分の進む道を確認するために、手相を確認してください。
あればあるだけで嬉しく前向きになれる「人徳」。手相はじめ東洋占術では、「徳(人徳)」の内容は「五常の徳」と言い、仁(思いやり)、義(正義)、礼(秩序)、智(智恵)、信(言行一致)という5つに分かれていると考えています。
今回は、この「五常の徳」に合わせて、あると嬉しい人徳や徳のある人が持っている手相5選をご紹介します。
「徳(人徳)」は、そもそも人に備わっている良き性質なので、心の中を映し出しやすい利き手とは逆の手に出やすい傾向もあります。ですが、左右どちらの手にあっても良いものなので、こだわりすぎず確認してください。
親指の下、手首より上の根元のエリアに、縦に伸びる2本以上の複数の線となります。
(2~5本前後が目安)
このエリアには、薄い縦の線が入りやすく見分けにくいのですが、生命線と同じくらい濃くしっかり自己主張していること。長さの平均が2cm前後はあることが条件です。
長い分には、徳の強さが増すことになるので、長いにこしたことはありません。
生まれ持って家族愛に恵まれ、その精神的豊かさから思いやりに溢れた性格となり、人を惹きつける魅力を放ちます。自然に周りから尊敬されリーダー的存在となります。
感情線の出発点が、小指のつけ根から手首までを四等分した、上1/4よりも下から出発する感情線。小指のつけ根と感情線の幅が広いタイプとなります。
これは、お金や物欲といったものよりも、人や居心地・人情を大切にする人です。人のため、みんなのために動ける善意の人。
損得勘定が少なく、友達が多くなり、周りの人に好かれやすい人となります。
自分が困った時には、必ず周りの人に助けてもらえます。ピンチの時にこそ、その真価が出ます。
人差し指と中指の間から出て、感情線に沿うように緩く弧を描いて伸びる線です。その名の通り社交的に誰とでも仲良くなれる人です。
感情線に沿って出るこの線は、感情のコントロールがしっかりできる人とも取れます。社会の中で礼節を持って人間関係を良好に築き上げることができるので、職場での上下関係も上手に対応できます。
プライベートでももちろんそのバランス力が発揮されますが、社会の場=仕事の上でこそよりありがたい線と言えます。
手首の上、親指の付け根の反対側、小指側のエリアを「月丘(げっきゅう)」と呼びます。このエリアから、中指方向に向って伸びる斜めの運命線が、月丘智徳の運命線となります。
智恵と人徳を得て、社会や仕事で活躍することが出来ます。
月丘には、他人の縁や夢、センスや感性を活かすエネルギーがあります。
人のご縁に恵まれて、他者からの知恵や情報を得られる。そして、まわりには必ず自分の味方がいる人です。
人間関係を常に大切にすることで、より一層恵まれます。
幸せ線とも言われる太陽線は、薬指の下に出る縦の線です。薄いものではなく、そばにある感情線と変らないぐらい濃く見えていれば、強い太陽線と言えるでしょう。
太陽線はいろんなものを俯瞰できます。状況判断が正しくでき、心身のコントロールも上手にバランスが取れます。客観的に物事を見て、チャンスを逃がさず掴み、自分の夢を叶えていけます。実力以上に運に恵まれます。
周りの人や環境に感謝する気持ちを忘れずにいれば、その運を長く享受できるでしょう。
たとえ、線がなかったとしてもガッカリしないでください。
手相は相互作用です。他の線が「徳(人徳)」をカバーしている可能性もあります。
そして、手相は変化するものです。今ある環境や人間関係に感謝の気持ちを忘れていないか?
損得勘定を手放し謙虚になることで、「徳(人徳)」は積まれていきます。