――まずはLINE VOOMでどのような動画をあげているか教えてください!
SHOEI ショート動画を中心に、家族の日常について投稿しています。
あざみ 家族間でのリアルなやりとりだったり、あまり着飾っていない普段のままの姿を見せています。
――今までLINE VOOMで投稿した中で1番反響のあった動画は?
あざみ 「実家に帰ってください」のやつですね。私が体調不良の時に撮った動画なのですが、家にいると母親としていろいろとしないといけなくて休めないので、動画の冒頭で「子供を連れて実家に……帰ってください」と言ったんです(笑)。よく聞くのは「子供を連れて実家に帰らせていただきます」というフレーズだと思うんですけど、“私が休めないからあなたが帰って”という意味を込めての言葉を使ったところ、同世代のママさんたちから「その通りだ!」という反響がすごく来ましたね。
SHOEI 共感してくれる人がすごく多かったよね。
あざみ 「そういうことを言い合える関係性なのが素敵だね」というコメントも多くいただいたので嬉しかったです。
――LINE VOOMでよく視聴される動画には傾向や特徴のようなものはありますか?
SHOEI ライフハック、育児ハック系の動画は反響が多いイメージがあります。
あざみ すぐに取り入れられるものになっているので、観てくださる方がアクションしやすいのかなと。
SHOEI あとは、「〇〇しました」等の報告系の動画もLINE VOOMではよく観られているなと感じますね。
あざみ そうだね。LINE VOOMは、他のSNSよりも視聴者の方が温かい気がしています。わりとどんな動画でも観てくださるし、コメントも書いてくださるので。
――LINE VOOMで目標にしていることはありますか?
SHOEI フォロワー数をもっと増やすことです。今は15万人ぐらいなので、もっともっと多くの方に観ていただけたらなと。LINE VOOMは僕たちの世代よりも若い世代の方たちが多いプラットフォームなので、フォロワー数を増やしていくためにも、若い方たちにも興味を持ってもらえるような動画を今後は考えていきたいなと思っています。
――お二人のように仲の良い夫婦でいるための秘訣があれば教えてください!
あざみ たぶん、思っていることは一緒だよね。
SHOEI そうだね。やっぱり、相手を尊敬することですかね。
あざみ 結婚してからずっと言っていることではあるのですが、夫婦は似ているところもあるし、違うところもあるのが当然だと思うんです。一緒に暮らすことでいろいろな部分が見えてくるからこそ、自分とは違う部分を尊敬することが大切になってくるのかなって。最近は、特にリスペクトに深みが出てきた気がしています(笑)。
SHOEI そうだね(笑)。
あざみ 「こんな違いもあるんだ」、「私とはやり方が違うからこういうふうにできるんだ」と、違う部分をポジティブに考えていくことが大事なんだと思います。そして、尊敬があると相手への気遣いができるようになるなと。
SHOEI 尊敬が前提にあれば、相手の少し嫌なところが見えても「でも、こういうすごいところがあるしな」と、許容できるようになるよね。
あざみ 親しき仲にも礼儀ありという言葉のように、親しき仲にもリスペクトが入ると、より礼儀がちゃんとできるのかなと思いますね。
――具体的に、お互いのどういうところを尊敬していますか?
あざみ SHOEIさんは、コロナ禍に仕事を辞めて、SNSで活動をしていくことを決意した人なんですけど、そういう貪欲なところと、決断力、行動力がある部分を尊敬しています。そして私も「夫がそのタイミングで無職になることをどうして許したのか」とよく聞かれるのですが、SHOEIさんはSNSでの活動を失敗したとしても、そこで終わる人間じゃないなと思ったんですよね。例えSNSの活動が上手くいかなくても、また興味のあるものを見つけて、そこで頑張る努力ができる人。無職になった結果、何もしないでニートになるということはないと思ったから、「挑戦してみなよ!」と言うことができました。
SHOEI ありがとうございます。僕が尊敬するところは、見た目もほんわかしているし、抜けているところもあるんですけど、実は頭が良いところ。IQが高いというか、クイズ番組で出される問題に対して、すぐに答えを出すことができるんです。
あざみ クイズというか、ひらめき問題が得意!
SHOEI 動画の企画を考えている時も、パッとこういうのはどう?と出てくるし、それが実際に「いいじゃん!」みたいなのも多いので、そういう一面を見るとどんどんリスペクトが増していきます。
――お話を聞いているだけでも仲の良さが伝わってきますが、喧嘩をされることもあったり?
SHOEI しますね。ただ、プライベートではほぼなくて、仕事のことですることが多いです。
あざみ お互いが面白いと思うものが違った時に、どっちにするかで意見をぶつけあうことはあります。
SHOEI 話し合いの最初の段階では、わりとお互い感情的になって言い合ってしまうこともあるのですが、1度感情を爆発させたあとは、互いの意見を聞いて、「たしかにそっちの方がバズりそうだね」と落ち着くという流れです。
あざみ お互い、感情のコントロールは上手くなってきたかもね。イライラの抑え方を調べたりして、「一旦、天井6秒向こう」って言ったり(笑)。
SHOEI そうだね(笑)。
――プライベートでの喧嘩はほとんどないとのことですが、子育てでの意見の食い違いというのも特にないのでしょうか?
SHOEI 全くないわけではないですが、すぐにパッと思いつかないので、そこまで大きな喧嘩というものはなかったかな。
あざみ どちらかが育児でいっぱいいっぱいになって、ちょっとイラっとしたり、口調が強めになっちゃった時は、相手がその状況を察して動いているような気がしますね。だから、爆発するところまではいかないのかな。そしてたぶんそれは、SHOEIさんが育児をかなりやっているからだと思います。だからこそ、大変さや辛さをわかっているから、私が大変なときに一緒にやってくれるし、自ら積極的にやってくれるんですよね。
SHOEI 僕はこの活動をする前までは普通にサラリーマンをやっていました。今でもその仕事を続けていたら、たぶんここまで育児に参加できなかったと思うんです。でも、今の仕事では二人ともずっと家にいるので、手が空いている方がやろうという感覚でやっていますね。
――最近あった惚気エピソードがあったら教えてください!
SHOEI 喧嘩もないけど惚気もないよね(笑)。
あざみ あ、でも、この間、アウトレットに行って爆買いをしたんです。その時に、SHOEIさんがとても重い荷物を持ってくれて。私も持つよって言っても「大丈夫だよ」と言って持ち続けてくれた時はキュンとしました! 昔から、動画が回っているかどうかは関係なく、重い荷物は率先的に持ってくれるんですよね。それはどうしてなの?
SHOEI 僕は買い物に興味ないし、あざみちゃんは手ぶらの方がショッピングしやすいかなと思って。
あざみ 私のことを考えてくれていたんだ! 優しい!
SHOEI 僕もアウトレットの時のことなんですけど、あざみちゃんがゴルフウェアを試着していたんですよ。試着室で着た姿を見せてくれた時に、とても似合っていて可愛いなと思いました。
――今、お互いに物申したいことは?
SHOEI ちょっと前まではいっぱいあったんですけど、今はもう諦めの境地に入りましたね。あざみちゃんはよく冷蔵庫等の扉を開けっぱなしにするので、最初は嫌だったけど、今は「僕が閉めればいいや」という考え方になりました。
あざみ 私は、夕飯の食器を洗う等の家事を全て終わらせてから休みたい派なんですけど、SHOEIさんはどちらかというと、先に休んで後でやろうって考えているんですよね。
SHOEI そうそう。朝、起きてからやりたい派なんだよね。朝の起きた時が一番体力があるから。子供たちが保育園、幼稚園から帰ってきて、ご飯を作ったり、お風呂に入れたりしていると疲れちゃってさ。
あざみ だけど、私は汚れたお皿がシンクに残っているのはちょっと気になっちゃうんです。寝る前に全部片づけて、朝は綺麗な状態で目覚めたくて。とはいえ、SHOEIさんがお皿洗いを担当してくれる時は、朝やろうが夜やろうが私が強制することではないと思うんですけど、本当は夜にやってほしいなと思っています(笑)。やっぱり、物事の進め方の順番が違うと気になっちゃったりはしますね。ただ、そこは本当に価値観や考え方の違いなので、相手はそう考えているんだなと諦めることが大事だなと、私も思っています。
――これからLINE VOOMを始めようと思っている読者の方に向けてアドバイスをお願いします!
SHOEI まずはLINE VOOMをめちゃくちゃ見てみるのがいいかなと思います。そうすると、どういう動画に反響があるのかという傾向がわかると思うんです。そして、その中で自分ができそうなものを見つけていくというのがいいかなと。
あざみ 自分の興味があること以外の動画を見ることも大切かなと思います。あとは、SHOEIさんはたくさん投稿することを大切にしているよね。
SHOEI そうだね。質より量。ちょっと微妙だなと思った動画でもとりあえず投稿した方がいいです。こだわって何十時間もかけて1本の動画を作るのもありだとは思いますが、それで投稿頻度が減ってしまうぐらいなら、まずは量を出した方がいいと思います。そして、投稿した動画にどのような反響があったのかをしっかり分析して、フィードバッグを得て、次の動画に活かしていく。そういうサイクルができれば、どんどん質も上がっていくと思うので、ぜひ頑張ってみてほしいです。