私や夫が「はっくしょん」とくしゃみをする度に、すかさず娘も「あぐし!」と物真似をしてきます。その言い間違いが面白くて、くしゃみが出そうになるとわざと娘に聞かせて、娘の「あぐし!」を楽しんでいました。
そんなことを繰り返していたからさぁ大変! 外出中、知らない人のくしゃみまで真似するようになってしまったのです。
外出自粛が始まる前の話ですが、電車で隣り合わせになった人のくしゃみや、レストランの隣のテーブルから聞こえてくるくしゃみ、スーパーのレジ待ちの行列で前に並んでいる人のくしゃみも必ず真似してしまいます。
その都度「外ではやっちゃだめだよ」と注意しますが、当然伝わるはずもなく…。
このように、娘のおしゃべりには毎回ヒヤヒヤさせられているのでした。
娘と同い年の子を持つ妹にも、子どもの言い間違いエピソードについて聞いてみました。すると、こんなお返事が。
妹「この前家に大きな地蜘蛛がいてね、それを見て『お、かに! かにかに!』と言っていたよ。カニカマも蟹の出てくる絵本も大好きだから、蟹のことちゃんと理解しているはずなんだけど…」
確かに蟹と蜘蛛はフォルムが似てるけど…。
子どもの柔軟すぎる発想力には驚かされてばかりです。
子どもの言い間違いは、順調に言葉を習得しつつある証拠だと私は思います。
「ばばあじゃなくてバナナでしょ! もう一度言ってごらん!」と言い間違いの訂正ばかりしていたら、おしゃべりするのが嫌になってしまうかもしれません。なので、「そうだね。バナナだね!」とさりげなく言い直しつつ、まずはおしゃべりの楽しさを知ってもらうところから始めようと思いました。
漫画にも描いたように誤解を招く言い間違いをした時は、さずがの私も「違うでしょー! バナナでしょ!!」と絶叫してしまいましたけど…(笑)
子どもの言い間違いエピソードは、いつか笑い話になる日が来ると思います。大切な思い出のひとつとして、しっかり心に刻んでおきたいですね!