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妊娠して初めて外で泣いた事の巻

イラストレーター・漫画家の原田ちあきが妊娠して感じたあれこれを綴っていきます。
つわり中一番緊張したのが電車に乗ることでした
自分以外の妊婦さんに対しては一切思わないのですが、なぜか自分に対してだけは心の中に「これぐらいで人に甘えるんじゃないよ!」という謎の敵が現れがちで、しんどい時に「しんどい」とうまく認めることができませんでした。
大学は妊娠が発覚してから週一、全部で15回通ったのですが、いろんな方の善意でほぼすべて席に座らせてもらうことができました。
譲ってくれた人には今でもすごく感謝しているし、全員の幸せを滅茶苦茶願いながら生活しています。
重い感情だということは重々わかっているんですがマジで!!!マジでそのぐらいうれしいんです…
自分も妊娠前は何気なく人に席を譲ったりすることがあったのですが、譲ってもらった側がこんなにありがたい気持ちになるなんて、譲られる側になるまでわかりませんでした。
きっともう忘れちゃっていると思うのですが声をかけてくださった皆さんありがとうございました。みんな幸せでいてね…

小学生の子が譲ってくれた時はかなり葛藤したのですが、善意を受け取るというのも絶対に大切だと思ったのでありがたく座らせてもらいました。

こんなにいい子に育っちゃって!親の顔が見てみたいよ!!!ありがとう!!!


(※表現上マスクを省略しています)

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原田ちあき
イラストレーター・漫画家
大阪在住のイラストレーター・漫画家。よいこのための悪口メーカー。書籍「手から毒がでるねこのはなし」「誰にも見つからずに泣いてるきみは優しい」等/連載「やはり猫にはかなわない」