今でこそケチケチ三昧の彼ですが、つき合ってしばらく経つまではサービス精神旺盛で、私が喜びそうなことを考えて頑張ってくれていたんです。もうね、その気持ちが本当に嬉しくて、つきあったと言ってもいいかもしれない(笑)。
でも、残念なことに私がお金をかけなくても満足する女だと思われてしまったからか、仕事で成功してガッツリ収入が上がっても適当に扱われるようになってしまったんです。彼は自分にメリットがあることにはお金を出すんですよ。具体的には。「自分は稼いでる」「成功している」ってアピールができることですね。もしかしたら、自分をバカにしてきた人を見返したい思いがあるのかも。
とはいえ、彼の私物や遊んでいる場所の相場のお店やプレゼントをリクエストしても、スルーされるのはすっごく腹が立ちました。彼なりに私にお金はかけているつもりなのでしょうが、私の気持ちを無視して「この程度でいいだろ」という手抜き感が見えるとがっかりしちゃうというか。あー、私にはそれだけの価値がないんだなって。カッコつけて期待させて平気で裏切る人なんだってことや、外面だけなんだって部分にも幻滅したし。
でも一周回って、他人のお金をアテにするものじゃないなって目が覚めました。お金を出してもらうからこそ遠慮していた部分もあったので、しばらくはワリカン上等!お金に左右されない対等な付き合いで様子を見るつもりです。それでもセコいことを言うなら即サヨナラですね(笑)。
「ケチ」ってお金の話だけじゃなくて、気遣いにも言えることだと思うんです。だって「相手を喜ばせよう」って想いはプライスレスじゃないですか。そりゃ多少はお金がかかるかもしれませんが、大事なのは根っこにある気持ち。そんなささやかな部分さえケチる相手なら、早めに別れたほうがいいのでは?と思います。「外面だけいい」という相手も論外。お金を出してくれる=愛情とは限りません。迷ったときはお金の話は一旦忘れて、自分の気持ちと向き合ってくれる相手なのかどうかをじっくりと考えてみてください。