「嫌いな人と上手く付き合えない」
この悩みは、カウンセリングでも多い相談内容です。そもそも、なぜ私たちは嫌いな人ができるのでしょうか。
それはズバリ「煩(わずら)わしい」から。そしてこの煩わしいと感じる部分が人によって違うため、嫌いなタイプが分かれるのです。
煩わしいとは「心を悩ましてうるさい」ということで、私たちの心の平静を乱してくる人を指します。
嫌いな人のタイプは大きく分けて4つに分類されるでしょう。
人の行動や考えに、聞いてもいないのに良い悪いの判断やアドバイスをしてくるタイプ。つまり自分に過度の干渉をしてくる人ですね。
人は、自分と他人の境界線を、許可もなく飛び越えて侵入してこられると煩わしさを感じてしまうもの。誰かに言われたからではなく、自分自身が大切だと思うことを実行していきたいと考えるのが当たり前なのです。
人の領域に無遠慮に侵入しがちな人が持っている、支配・管理欲求に対して、抵抗心・不快感を覚えてしまうのです。
対人交流では、始めから終わりまで矛盾がないこと、つまり一貫性を持っている人に安心感を抱く傾向があります。
逆に、人によって態度が違う、その時によって気分が変わるなどのイレギュラー(不規則)を起こす人に対して嫌悪感を覚えることも。
一貫性がないということは行動パターンが読みにくく、「次に何を言うんだろう、何をするのだろう」と、行動予測の選択肢が多くなるため、考えることや選択しなければならないことに煩わしさを感じてしまいます。
価値観が異なるというパターンがこちら。
価値観が異なるということは、何が大切なのか、何がしたいのかという物事の優先順位が異なるということなので、この優先順位の調整が煩わしくなります。
考え方が正反対ということは、お互いが持っていないものを埋めて刺激しあえるというメリットがありますが、人は刺激を受けることに対しても心の余裕とエネルギーが必要です。あまりにもコントラスト(対照)が強すぎると煩わしく感じてしまうのです。
実は、一番多いのがこのパターンです。
似た者同士が、お互いを嫌い合って「どっちもどっちだよ……」と周囲が苦笑するケースは、皆さんも経験したことがあるのでは?
これは性格や価値観が違うのではなく、共通している部分が多いからこそ、互いに譲れない部分があって嫌いになっているのです。また、似ているがあまり自分の中の嫌いな部分や隠している部分が投影(プロジェクター)されてしまい、嫌悪感や煩わしさに繋がってしまうのでしょう。
あなたの嫌いな人はどのタイプでしたか?
嫌いな人と上手く付き合うためには、嫌いな人を好きになろうと努力しないこと。
自分の中で嫌いということを認めないことは、自分自身に嘘をついていることになります。
よって、今回ご紹介した4つのタイプに当てはめてみて、「あの人は〇〇だから嫌いなのか」ということをしっかり認めた上で、嫌いなりにどう接していくかを考えることが大切です。
そもそも嫌いな人は、こちらから一方的に嫌っているだけで、相手も自分を嫌っていることは稀です。
むしろお互い嫌い合っていたら、マイナス×マイナスで、それはプラスの関係が成立していることになり悩む必要はないのです。
時には自分に正直に「ああ、本当に嫌いだなあ」としみじみ呟いてみて、無理して相手に合わせるのではなく、まずは自分の気持ちに寄り添ってあげましょう。
いかがでしたか?
嫌いな人のことを考えれば考えるほど、どつぼにはまっていた人も、一旦、状況を客観視できたのではないでしょうか?
それでも「どうしようもなく辛い」と悩んだり、対策を知りたいと考えたときは、カウンセラーに相談してみるのもおすすめですよ。
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出典:LINE占い