Q.彼氏とLINEの返信頻度でいつも喧嘩になってしまいます。
1分もあれば返せる内容なのに放置するのはなぜでしょうか?(20代女性)
まず、人それぞれ性格・性質が違うという問題があるでしょう。
相談者さんは「1分もあれば返せる内容」と簡単に言っていますが、問題は時間の長短ではないという場合もあります。
LINEが苦手で、短い内容でも返信するのがとても疲れる(=すごく面倒くさい)という人もいるのです。
極端な例ですが、1分間、全力疾走したらめちゃくちゃ疲れてしまいますよね? その全力疾走を「1分あればできることなのになんでやらないの!」と問い詰められたらいかがでしょう。
しかも、一度走れば終了というわけでもなく、何度も何度も走ることを要求されるとしたら?
何度も“1分間全力疾走”を求められて、相談者さんはつねにその要望に応えることができるでしょうか。
「めちゃくちゃ疲れるからめんどくさい」と思わないでしょうか。短時間でできることでも、その返信メッセージを考えることで非常に脳が疲弊してしまうという人も世の中にはいます。
相談者さんには性格・性質の多様性を知ってもらいたいです。
次に、恋人間のパワーバランス(力関係)の問題もあるでしょう。
相談者さんと彼氏さんはLINE頻度の“相性”が悪いのは明白です。そしてこれは、好き同士だからといって必ず乗り越えられるものではありません。
そもそも恋愛感情は“ある”か“ない”かに二極化できるものではなく、強弱でグラデーションになっているため、“好き”の度合いが弱い場合は、相性の悪さという壁にぶつかって別れることになるケースも多々あります。
そして、喧嘩になるほど衝突しても、彼が相談者さんの要望を聞き入れようとしないのであれば、二人のパワーバランスは彼が勝っているのかもしれません。
簡単に言うとパワーバランスとは、「別れたくない」という気持ちが強いほうが負ける構造になっています。
逆に言えば「別れてもいい」という気持ちでいるほうは、パワーバランスで負けることはありません。
ですから、相談者さんがパワーバランスで勝っていると思うのであれば、「改善できないなら別れます」と伝えてみるのも一つの手と言えるでしょう。もちろん、その「別れる」発言はハッタリではなく、本気の覚悟が必要です。
そうすれば彼氏さんは「改善する」or「別れる」の二択を迫られることになるので、別れたくなければ改善するし、改善するのが嫌であれば別れを受け入れるということになります。
ちなみに、もし別れることになってしまっても、すがりつかないほうがいいでしょう。
なぜなら、別れてしばらく経ってから、彼のなかで相談者さんに対する飢餓感や喪失感などが芽生えてきて、「改善するから復縁してほしい」と追いかけてきてくれる可能性があるからです。
いずれにしても、「別れる」というのは恋人間における“最強の交渉カード”であることは間違いありません。
ただ、本当に別れることになる可能性も十分ありますので、そのリスクを覚悟できないのであれば、相談者さんが我慢して受け入れるという選択肢も考えてみてください。
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出典:LINE占い