Q.彼氏がSNSで裏垢を作って複数の女性と関係を持っていることが発覚しました。
最初は本当に許せない気持ちがあり、別れることを伝えたのですが、私にすがって一晩中泣き『今まで以上に大切にする。二度と同じことはしない』というので、許してしまいそうです。周りには反対されていますが、もう一度信じてヨリを戻したい気持ちもあります。どうしたらいいでしょうか。(20代後半 女性)
彼氏を“信じない”のであれば、ヨリを戻してもいいと思います。
これは「相談者さんがそこまで彼氏のことを好きなのであれば、僕はヨリを戻してもいいと思いますが、ヨリを戻すのであれば『希望的観測』は捨ててください」――という意味です。
要するに、ヨリを戻したいのであれば、
≪「もう彼は浮気しないはず」と彼を信じてヨリを戻す≫
のではなく、
≪「また彼は浮気するかもしれない」と彼氏を信じずに、浮気されてまた傷つく覚悟をしっかり持って、ヨリを戻す≫
の方がよいと思います。
逆に言えば、また彼が浮気をして傷つくのが嫌なのであれば(傷つく覚悟ができていないのであれば)、僕はヨリを戻さない方がいいと考えています。
未来とは常に不確定なものです。確定している未来などありません。
それは、人間の心も同じです。
おそらく、相談者さんの彼氏の「今まで以上に大切にする。二度と同じことはしない」という言葉は、本心からのものでしょう。
本音ならばヨリを戻しても大丈夫と思うかもしれませんが、実はそれが大間違いなのです。本音で向き合ってくれている人は信じるべき、なんてことは一切ありません。
人間の本心(本音)なんて簡単に移ろい、変わってしまうもの。
それがどんなに真剣な気持ちだったとしても、です。
もちろん、一度決めたことをブレずに貫き通せる人もいますが、初志貫徹できない人も世の中にはたくさんいます。
ただ、本音がコロコロ変わってしまうことが必ずしも悪いというわけでもありません。
本心が変わっていくという性質は、状況に応じて臨機応変に対応していける性質とも言い換えられるからです。
いずれにしても、“今の彼の本心(本音)”が保証しているのは“今”だけということです。
“1ヶ月後の彼の本心(本音)”や“1年後の彼の本心(本音)”を保証しているものではないのです。
ですから、彼が真剣に謝ってくれていて、本音でもう浮気しないと宣言してくれていても、裏切られる可能性はゼロになることは絶対にありません。
恋愛において“恋人を信じるべき”という価値観は美徳のように語られがちですが、必ずしも正しいというわけではありません。
恋人を信じてもいいですが、裏切られたときに傷つくのは自分だということを忘れないでください。
つまり、彼の言葉は信用せずに、また浮気するという可能性もきちんと想定したうえで、裏切られて傷つく覚悟を持ているのであれば、ヨリを戻してもいいと思いますよ。
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出典:LINE占い