年頃になり友人達との会話のずれや居心地の悪さを感じたことってありませんか? かくいう私も20代半ばを過ぎたころ交友関係が大きく変化しました。
私が友人達との居心地の悪さを感じ始めたのは、毎年恒例になっていた地元の花火大会がきっかけでした。
今までは、宴会をしながらくだらない話を永遠としていたのに、気がついた頃には友人達はみんな結婚し、すでにママになっている子もいました。
20代半ば、結婚した女子達の話題といえば…
「私は妊活中このお茶飲んでたよ〜」
「新婚旅行どこ行ったの〜?」
「毎日、夫のお弁当作ってるんだ〜」
「独身時代って自由だったなって痛感する〜!」
ほとんどが結婚、子育てに関する話題ばかり…。
その当時まだ独身だった私は、なんとか会話に混ざろうと必死でした。
しかし、ついていけるはずがありません…なぜなら私は結婚の予定もない独身。最終的には相槌をうつだけでその場の空気となりました。笑
分かっています…ここでの場違いは私。
くだらない話をしていた頃を懐かしんでるのも、きっと私だけ…。
騒いでふざけ合っていた頃の友人達はもういません。
みんな順調に大人への階段を登り始めていました。
とり残されたような孤独感。
話の輪に入れない疎外感。
でも、友達なんだから話を合わせなきゃ!
この輪にいなくちゃダメだ!
そう思い込んでいました。
友人達との壁を感じながらも交友関係は続いていました。
お誘いが来るたびに、話し合わないのに嫌だな…また蚊帳の外だ。
どんどん憂鬱になっていきました。
そんなとき、職場の先輩からいわれた一言が私を救ってくれたんです。
「無理して会うことが良い交友関係なの?」
先輩の考え方はこうでした…
会いたい人とは会えばいいし、会いたくなければ距離をおけばいい。
無理して会うことがお互いにとって、良い交友関係なのかな?
その言葉は私にとって目からウロコでした。
私は今まで、友達だから受け入れなきゃダメ!
交友の輪を乱しちゃダメなんだと、我慢していました。
でも、そんな難しいことじゃなかったんです。
つらいなら会わなくてもいいんだよ。
すごく簡単なことでした。
もしも今、友人との間に壁を感じている人がいたら、無理せず距離をとってみてはいかがでしょうか? 断ることは悪いことではありません。
相手と離れたからこそ、見えてくる気づきがきっとあるはずです。
先輩は言いました。
私はね、人生は思い出づくりだと思ってるの。
自分が死ぬときに、あ〜良い人生だった!と思えたらそれで充分。
だから会いたい人にしか会わないよ。それの何が悪いのさ!
ガハハと笑うその姿を見て
私も先輩みたいにシンプルに生きて行こうと決めたんです…。
あれから数年が経ち、私は結婚しました。
今だったら既婚者の気持ちも分かります。
独身時代は自由で良かった!…とまでは思いませんが、結婚してからの心境の変化はありました。
例えば、後輩の恋愛話についていけなかったり
趣味に使うお金の額に驚かされたり…
自分が独身だった頃の「当たり前」と、今の「当たり前」とでは変わってしまっていることに気がつきました。
だから、あの頃の友人達の会話は決して悪気があったわけではなく、立場が違うがゆえの感覚のズレだったんだと、今はよく理解しています。
そのときは分からなくても、月日が経てば分かり合えるときが来るのかもしれません。そう思えるまでは、会いたい人とだけ会う! 無理して会わなくていい! と気楽に考えて自分のご機嫌をとっていきましょう!
最後までお読みいただき有難うございました!