今回のクズのターゲットは
「弟がいる女性」です。
なぜ狙われやすいのか!? クズから説明させて頂きます。
弟(とくに歳の離れた弟)がいる女性は、幼い頃からわんぱくな弟の世話をしてきた経験があるはず。
ボタンを掛け違えている弟。
スパゲッティのケチャップが口元についてる弟。
晴れてる日なのに長靴を履き、その長靴の右と左が逆になっている弟…。
そんな弟を「もうなにやってんのよ〜!」とあきれ顔でボタンをつけ直してあげたり、口元についてるケチャップをいつも持ち歩いているウェットティッシュで拭いてあげたり、(私もこんな時あったわ…)と、長靴をちゃんとはかしてあげたり…。
歳の離れた弟がいる女性は、知らず知らずそうしちゃってきたんです。つまりは、面倒を見てしまう=クズ慣れしていて、クズ免疫を持っているということ。
クズはそういった
「姉御肌」気質な女性、“アネキー”を見逃しません。
世話焼き心につけ込み、わざと演じてきます。あなたの歳の離れた弟を…。
例えば、飲み会でトイレに行った時、ねずみ色の上着(水滴が目立つ色味がミソ)でわざと洗った手を拭き帰ってきます。
そしてあなたの「もぉ〜服で手拭いてきたんだ〜」のセリフを引き出します。
次の瞬間、あなたはかばんからハンカチを取り出し渡しているでしょう。
さらに、飲み会の終盤お会計の時間が近づいてくるとクズは「俺、今月給料厳しかったんだよねぇ〜…」とわんぱくに愚痴をこぼします。
そしてあなたの「そうなの? 情けない…今日は私がおごるわよ〜」のセリフを引き出します。
次の瞬間、あなたはハイブランドのサイフを手に…。
さらにさらに、クズは飲み会の帰り道を歩きながら「けっこう酔っちゃったなぁ〜」なんて言いながらわざとよろけます。
そしてあなたの「もう〜しっかり歩きなさい!」的なセリフを引き出します。
次の瞬間、あなたから手をつなぎにいってしまうのです。
これはすべてクズの作戦であります。
クズは自分の情けない部分、恥ずかしい部分、かっこ悪い部分を見せるのがへっちゃら。
恥ずかしさなんてありません。だって元々クズですもん。
何ならこういったネガティブな言動を、「お茶目」という言葉に変換して仕留めにかかります。
“アネキー”は持ち前の母性本能で、クズが仕掛けた「お茶目罠」に引っ掛かってしまうのです。
“アネキー”のみなさん。クズは自分で仕掛けた罠に、自分で引っ掛かりにいきます。
それを「助ける母性本能」ではなく、「見守る母性本能」で立ち向かってください。
そしてクズの罠を見破ってください。“アネキー”なら大丈夫!
あ、ケチャップついちゃった(罠)。
イラスト:波打ベロ子