コロナの影響により対面で出会う機会が少なくなった分、注目されているのがオンラインでの婚活。遠くにいる相手と気軽にコミュニケーションをとれるのが利点ですが、オンラインでのやり取りに慣れておらず、思ったように関係を深めることができないケースもあるようです。
そこで、8年間オンライン通話で遠距離恋愛を継続し、ネット上での出会いから結婚にまで至ったライターが、オンラインでのやり取りでNGな行為を紹介しつつ、意中の相手と仲を深めるためのテクニックを伝授します。
初対面の相手とオンラインで繋がるとき、ついつい熱を入れてしまいがちなのが「自己紹介」。もちろん、出だしに名前や年齢など軽いプロフィールを出し合うのは流れとして自然ですが、趣味や長所、特徴など、プロフィール欄に書いてあるような情報を一方的に話すのはよくありません。
事前に相手の情報は頭に入れている人が多いので、あまり意味がない上、延々と自分について語られると相手が気圧されて話しづらい雰囲気になりがち。しかも、表層的なプロフィールを順に語られても、話を盛り上げるためのフックに欠け、よほど会話がうまい人でなければ、微妙に気まずい感じになることがあります(個人的にオンラインで数名同時に会話した際のこの空気が苦手でした)。
まず相手のプロフィール欄を細かくチェック。自分と気の合いそうな点や気になる情報を押さえ、挨拶もそこそこに相手に質問を投げかけていくといいでしょう。
オンライン上で相手と対面するときに注意すべきは目線。相手と目を合わせるためにカメラをじっと凝視してしまうと、向こうは緊張してしまいます。お互いに視線が重なったとき「私の外見に何か問題があるのかも」「何かまずいことを言ってしまったかな?」と、ドギマギしてしまうことも少なくありません。
よほど相手の表情が気になる場合以外は視線をズラし気味にするか、PCの場合はカメラの位置を正面から横に配置するなどして、工夫してみましょう。
またオンラインでのやり取りでいちばん重要なのは声です。聞き取りやすい発声であること、会話しやすい口調であることを心がけていれば、接しやすい人という印象をアピールできるので、見た目以上に気をつけるべきポイントといえます。
通常の対面空間とオンラインとでは、その場の空気感が異なります。パーティーや飲み会のようなノリで相手に話しかけると、場違いな感じになりがちです。カメラ越しではジェスチャーなどの意図が伝わりにくいため、派手に動き回ってもあまり意味がないといえます。
相手の性格や好きなものなどが分かってくれば自然と会話の糸口が掴め、話が盛り上がっていくので、無理にテンションを上げないほうが無難です。
特に集団で婚活する場合、楽しませようとして他の参加者の話を遮ってしまったり、話の流れを途切れさせたりしてしまうことも。グループ内で舞い上がってしまうと悪目立ちしてしまうので、その場の会話の流れをよく読んで、どんな質問や答えが必要かを考えたほうがいいでしょう。
面と向かってでも同様ですが、家族構成や年収など、相手のプライベート情報を無理に聞き出そうとするのはNGです。
オンライン空間では会話がコミュニケーションのメインとなってしまう上に、直接対面していないために距離感を取るのが難しく、ついデリカシーのない質問をしてしまうことがあるので、特に踏まえておくべきです。
相手の“人となり”を知るためには「最近身の回りで起きたこと」や「これまでで特に印象深かったエピソード」などを探っていくと、良い方向に話が弾む場合も。プライベートな話は関係が深まり、直接対面する状況になってはじめて聞いてよいかを相手に確認してください。
オンライン上での沈黙は対面以上に気まずく感じられるもの。イヤホンから何も聞こえない状態では相手が何を考えているのか分からないので、より不安になってしまいます。
しかし、矢継ぎ早にトークを展開すればいいというものではありません。無理に話を繋げようとすると、人によっては「口を挟みにくい」「自分のことばかり話したがる」といった印象を持たれることがあります。
話が続かないときは、ゆったりと考える素振りを見せたり、手元の飲み物やお菓子などに手を付けたりして「こちらはリラックスしている」と相手に示せば大丈夫。自分から会話ができないときは相手が話しやすい雰囲気を作れるよう配慮すると、そのうち会話の糸口が見えてきます。
そもそも「オンラインで意中の相手と関係を深めることができるのか?」と疑問に思っている人も少なくないでしょう。しかし著者含め、ネット上での出会いから結婚に繋がったケースは多くあります。特におしゃべりが好き、相手の話を聞くのが好きという方であれば、現実の対面以上にコミュニケーションが円滑に感じられることもあります。
重要なのは、相手に興味を持つことです。好きなものや得意なことはもちろん、普段から何を考え、どのような一日を送っているかを知っていくほどに、自分と相手との距離は縮まります。基本的なプロフィールを知った上で「さらに関係を深めたい」と思えるかどうかで、婚活の道筋が決まってくるでしょう。良き出会いが訪れることをお祈りします。