charmmy TOPライフスタイル【あの日のまんが6】親しくする相手を「自分の意志で」選べる人は強い

【あの日のまんが6】親しくする相手を「自分の意志で」選べる人は強い

作成 : 2020.12.31 11:00
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あまりに子どもだったわたし、否が応でも大人になったわたし、理想とはほど遠い恋をしたわたし。誰しも身に覚えのある切ないワンシーンをあたたかく切り取り、悲しくないのに、なんだか泣ける……。漫画家・枇杷かな子さんが描く「あの日のまんが」第6回です。
「陰キャ」「陽キャ」なんて言葉をよく耳にするようになりましたが、「あの子はああいう人、わたしとは別のグループの人」「あの子はこういう人、わたしと似たグループの人」というカテゴリー分けのようなことは、学生時代に特に顕著にみられましたよね。誰に規定されたわけでもないのに、はっきり口にしたことはないのに、そのカテゴリーへの意識はみんなが共通認識として持っていることも、少なくはありませんでした。

 だからこそ、そういう目に見えないしがらみにとらわれず、自分の意志で親しくする相手を選べる人は貴重で、なんともいえない魅力を備えていたように思います。そして「自分の意志で親しくする相手を選べる人」がそれほど多くないことは、学生ではなくなってからの方が、よく身にしみるのですよね……。たとえもう会えなくても、どんな大人になったのかわからなくても、あの日屈託なく接してくれたあの子の優しさは、ずっとここにあります。次回も「あの日のまんが」をお楽しみに。

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枇杷かな子
漫画家
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