妊娠中、下の子の性別が男の子と分かったとき、周りの人から
「一姫二太郎は育てやすいよ~!」と言われたことを覚えています。
その時は「へぇ~!育てやすいならラッキー☆」くらいに思っていました。しかし、実際にふたりを育ててみると、確かにそうだと思える部分もありますが「いやいやいや…」と感じることもチラホラ。
そこで、一姫二太郎は本当に育てやすいのか、我が家の場合をまとめてみました。
一姫二太郎の言葉の由来は
「女の子の方が体が丈夫だったり、男の子に比べて夜泣きが少なかったりするため、初めての子育ては女の子の方が良い」という考え方からきているそう。
また「女の子の方が早くからママのお手伝いに興味を持ってくれるため、下の子が生まれたときに積極的に面倒を見てくれる」といった話もよく耳にします。確かに、娘はめったに風邪を引かず、赤ちゃんの頃から夜もぐっすり眠ってくれました。
片や9ヶ月になる息子は、まだ風邪を引いたことはありませんが、夜泣きに関しては本当に回数が多く、連続して3時間眠ってくれたら感動もの。さらに、一度起きるとなかなか寝付いてくれないので、もし今回が初めての子育てだったら、先の見えない状況に心が折れていたかもしれません。
我が家の場合、夜泣きに関しては一姫二太郎の考え方が当てはまりましたが、女の子がみんな体が丈夫で、朝までぐっすり眠ってくれるのかといったら、もちろんそんなことはないと思います。現に私の母曰く、私は幼少期かなり病弱で、夜泣きもひどかったんだとか。
そして「女の子は下の子の面倒を積極的に見てくれるか」についてですが、残念ながらこちらは当てはまりませんでした。
それどころか、おもちゃの取り合いで大喧嘩をすることもしばしば。料理や洗濯、「オムツ持ってきて~!」などのお手伝いはしてくれるので助かることもありますが、とりわけ一姫二太郎だからという訳ではなさそうです。
一方で、私と同じ一姫二太郎を持つ友人ママは「お姉ちゃんの面倒見が良すぎてなんでも先にやっちゃうから、弟の自立のチャンスがないよ〜」と言っていました。下の子の面倒を見てくれるのは羨ましい限りですが、思わぬ落とし穴もあるようです。
初めての子どもが私と同性だったのは、精神的に助かりました。
私自身が姉妹で育ち、これまで男の子と関わる機会がなかったこともあるかと思います。息子が生まれたとき、男の子の扱い方が全く分からず二人目と言えど戸惑いの連続でした。
特に、私や娘との体つきの違いは未だ慣れず、オムツ替えやお風呂の時間は試行錯誤の繰り返し。元々かなり心配性で気にしすぎる性格なので、初めての子育てが未知の性別だったら、きっと今以上に追いつめられていたと思います。
柔らかく華奢な娘と比べて、体格がしっかりしていて重く、力強い息子。
最近では「男の子の育児にこんなに体力を使うなら、もう少し早いうちに済ませておけば良かったんじゃないか…。若い頃の有り余っていた体力は、息子を育てるために使うべきだったのでは」とさえ思っています。
娘を産んだときよりも年を取っている分、確実に体力が落ちているので、より一層大変に感じてしまうのかもしれません。
我が家のように、お互いにあまり干渉せず、時には大喧嘩をするような「ひとりっ子が2人状態」の姉弟もいれば、面倒見のいいお兄ちゃん&甘えん坊の妹の兄妹だっているはず。
私が実際に一姫二太郎を育ててみて感じたのは、一姫二太郎だから育てやすい・それ以外は育てにくいということはなく、どんな性別の組み合わせでも、それぞれに育てやすいところ・大変なところはあるということでした。
お姉ちゃんだから・弟だからといったことばかりに囚われず、これからもそれぞれの個性に合わせた子育てを心掛けていきたいと思います。