一般的に、トイトレは「2~3歳の夏頃に開始するのが良い」と言われています。
もちろん、子どもの年齢や性格によって適切な開始時期はそれぞれあるかと思いますが、冬と比べて夏はトイレの間隔が空きやすかったり、薄着なので脱がせやすく、なおかつ漏らしても洗濯物が乾きやすかったり、といったメリットがあるからです。
そんな中、我が家が夏を選んだ理由は、ずばり「トイレが狭いから(笑)」。というのも、大きな窓を配した我が家のトイレは、冬になると常に隙間風が吹き荒れ、もはや外と変わらない環境下になるのです。
小型のヒーターが置けて、冬用のもこもこしたズボンやタイツをストレスなく脱がせられるスペースがあるなら、まだ良いのですが…。
加えてトイトレ中は、どうしてもトイレの中で長時間待機することが増えてくるので、なるべく真冬は避けようと思ったのでした。
まず最初に我が家では「トイレ=楽しい場所」と刷り込ませるため、百円均一で購入したウォールステッカーを使ってトイレの壁一面をデコレーションしました。子どもと一緒にやることで、トイレをより身近な場所に感じてもらえたかと思います。
そして次の日から、昼間は完全にパンツで過ごさせました。朝起きた時や昼寝から覚めた時、すぐにトイレに座らせると成功しやすかったですが、それ以外のタイミングでは全滅。
しかも娘は排尿の間隔が短く、酷いときは数十分置きにチョロチョロ出てしまうので、一日に何十回も着替える羽目になるのでした。
3日程経ち、なんとなく排泄の間隔が掴めるようになったら、次は外出先のトイレに挑戦しました。最初は徒歩数分の近所のスーパーから。様々な場所に色々なデザインのトイレがあると知った娘は「ここはどんなトイレかなぁ?」と、外出先でトイレをチェックするのが楽しみになっていました。
「トイレで排泄できた=嬉しい」と実感できるようになってからは、順調に進んだように思います。夜間など、おむつを履いているのに「トイレ行きたい」と言えたとき、あぁ、やっとおむつ卒業だなぁ…と実感しました。
早い時期におむつがとれたらラクだろうと、2歳の頃に始めた「トイレトレーニング」では大失敗に終わった我が家。(※トイレトレーニング失敗!思い切って諦めたワケ【育児マンガ】参照)
「全く馴染みのないトイレという空間で、いきなり排泄させようとした」ということが、大きな原因だったのでしょう。その点、再挑戦した3歳では「トイレで排泄する」という意識づけがしやすかったように思います。
私がトイトレを終えて思ったのは「早い時期に長期間をかけて終わらせるよりも、ある程度話が聞けるくらい成長してから、短期間で終わらせる方がラク」ということ。ですから、いずれ訪れるであろう下の子のトイトレでは、まずは子どものペースに合った開始時期を見極めていくことから、始めていきたいと思います。