charmmy TOPライフスタイル【実録】私以外はみんな下♡独自カーストでマウントをとる残念女

【実録】私以外はみんな下♡独自カーストでマウントをとる残念女

作成 : 2023.05.15 18:05
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どんな分野にでも上に立ちたがるマウント女。不幸なことに、このマウント女の餌食となってしまった2人の女性。めんどくさくも大人の対応をして乗り切りましたが、イラつくことこの上ありません。そんな2人の女性が体験した、マウント女の実態をお届けします。

興味があるのは自分話りと悪口限定
謎の会話泥棒マウントにモヤッ!

同期のA子は、明るくて会話上手な美人さん。場をにぎやかに盛り上げる姿や、誰とでも楽しそうに話す姿を見て、人見知りの私は正直うらやましいと思っていました。そんなとき、A子と出張の打ち上げでサシ飲みすることになったんです。普段あまり話す機会がなかったから、会話上手の秘訣を探るチャンスだと思い、ひそかにワクワクしていました。


でも、実際にじっくり話してみると、モヤッとした気持ちになるんです。Aさんは普段と変わらず明るく感じよく楽しそうにしゃべってくれているのに。この気持ちの正体は何なんだろう?とこの日の会話の流れを思い返して、そして気づいてしまったんです。しゃべっているのはAさんばかりで、私が話したいことは全然聞いてもらえていないことに。


私からも話は振っているんです。けど、何を話しても会話の主導権を奪われてしまう。たとえば、私が「猫を飼っているんですよ」と話すと、すかさず言葉にかぶせるように「私は犬派なんだよねー! 猫もいいけど犬ってこんなところが最高に可愛くて……」と、一方的に犬トークを展開される流れになってしまうんです。他の話題でもそう。私が何か話そうと会話を切り出す度に、「私は」「私は」とか、「そんなことより」って。しかも微妙に「私のほうがスゴイ」感をにじませてくるんですよね……。


会話ってキャッチボールっていうじゃないですか。A子と話していると、ほぼ一方通行というか。私が投げた球はスルーするくせに、自分はどんどん好きな球を投げてくる、みたいな。つい合わせてしまう私も悪いのかもしれません。同じようにスルーすればいいのに、いつものクセで「そうなんだー」とキャッチして、「それいいよね」みたいな、相手が返しやすい(話しやすい)ボールを返球してしまうから。


それならば、とA子が戻ってきた後の会話では「もうちょっと話していい?」「一旦聞いてほしい」と伝えてみたのですが、結果は変わらず。「へー」と軽く受け流されるか「そんなことより」のひとことで、私のターンは終了。私の話なんてどうでもいいんだ、彼女との会話に期待するだけ無駄だだなと気づいてからは、無心で、「そうなんだー!」「すごーい!」「さすがだね!」という言葉だけを繰り返していました。びっくりすることに、それでもA子は楽しそうにしゃべり続けてるんですよ!


唯一、食いついてきたのは、ちょっとした仕事への不満や愚痴などのネガティブトーク。しかも求めていないのに「私ならこうするけどね~」と上から目線のアドバイスが繰り広げられるので、めちゃくちゃウンザリしましたね。あとで会社の同僚にも聞いてみたいのですが、ほかの人との会話でも盛り上がっているのはA子だけだったそうです。「雰囲気だけで判断しちゃダメだな」とか「会話には聞く力も大切だな」とか、いろんな意味で反面教師になりました。やれやれ。
(コンサルティング業/28歳女性)

ネガティブマウントで精気を奪う
エナジーヴァンパイアにゲンナリ

「あんたはいいよね」というのが、小学生のころからの友達・Iの口ぐせ。「いいよね」と言われても、私は成績も運動神経も人よりちょっと下って感じのレベル。容姿だってギリ人並み。なんなら地頭や運動神経が良くて人づきあいだって器用にこなしているIのほうが、私から見たらうらやましいくらい。とはいえ、他人と比べても現実は変わりませんからね。私は私なりにやるしかないと割り切って、地道に努力を積み重ねてきたんです。


大人になってからも、Iの「あんたはいいよね」という言葉は相変わらず。むしろ言葉に含まれる負のオーラがパワーアップしてきたような印象なんですよ。ちょっとでも私に嬉しい出来事があると、皮肉めいた口調で「あんたはいいよねー」みたいな。おまけに目の奥が笑っていないような気がするんです。とはいえ、別に私から「こんなことがあって~」と話したわけじゃないんです。Iのほうから「最近はどんな仕事してるの?」「順調?」とかって聞かれて、「普通に順調だよ」と答えると「あんたはいいよねー」からの、「私なんて、どうせダメだから~」という愚痴が止まらなくなる、みたいな。ぶっちゃけ困りますよねー。私から見たら、全然ダメじゃないんですから。


Iを元気づけるのに一番効果的なのは、過去の失敗談などを軸に自分のダメっぷりを話すこと。「私なんてこんなにダメなんだから、Iは全然大丈夫だよ!」みたいな。自分を卑下する必要がないのはわかっているのですが、私が幸せであることを遠回しに責められているというか話さざるを得ない空気を感じてしまって……。正直しんどいです。でも、Iは満足そうなんですよ。なんというか、私が自分よりも下であることを再認識して安心しているみたいな感じ。私は下だろうが底辺だろうがどう思われてもいっこうに構わないんですけど、ネガティブ思考に合わせていると精気を奪われるんですよ。そこは勘弁してほしいですね。


最近では決まり文句のあとに愚痴とか、否定的な言葉が追加されるようになって、さらにヤバさに磨きがかかってます。わかりやすくモヤッとするのは、「私はあなたのやり方に興味ないけどね」「私には関係ないけどね」的な言葉。だったら最初から聞くなよと。その割には「何か悩みはないの?」と聞いてくる。マジで謎です。


たぶん、何かしらの不満や葛藤を抱えているんだろう、とは思うんです。他人と比べてモヤモヤするより、自分が幸せと思える現状を追求したほうが絶対いいと思うけど……。そんな感じのことを結構前に伝えたら、「余計なお世話だし、私はあなたじゃない!」とキレられたので、もはや何も言えないです。負の感情で足を引っ張られるくらいなら「私のほうが幸せ♡」マウントをしてくれたほうが、個人的にはまだマシですね。性格的に「そっかー!よかったね!じゃあ私も頑張ろう!」と思えるタイプなので!
(企画営業/24歳女性)

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水嶋レモン
人間観察ライター
栃木県宇都宮市出身。タウン紙の記者や、某販促メディアの広告提案営業、雑誌の編集者として働いたのち、フリーランスのエディター兼ライターに。近年はインタビュー記事の執筆をメインに活動中。好きな人間観察スポットは、電車の中、チェーン系の喫茶店、新宿ゴールデン街など。