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結婚前に同棲すべき?メリットとデメリットを聞いてみた

作成 : 2020.09.06 08:00
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結婚を前提にした交際をしていると「この人とお家で一緒にいて、本当にうまくいくの?」と頭をよぎることがあるはず。急いで同棲に踏み切った結果、相手の思わぬ一面を見てショックを受けてしまう可能性も…。実際、結婚前に同棲はすべきなのか、経験者に聞いてみました。

大きなメリットのひとつは“お金”

今回、同棲経験のある方々にメリットを聞いたところ、ほぼ全員が真っ先に挙げた意見が、「金銭面」でのメリットです。

「家賃や家財などを折半できるので、金銭面での負担が少なくなるメリットは大きいと思います。貯金もしやすくなるので、結婚のための準備資金を貯めることもできますね。普段のデート代も安く済むようになりますし」(男性Mさん・31歳)

併せて、相手の金銭感覚や買い物の傾向なども同棲しているうちに掴めてくるといった意見もありました。

「日々の食材や日用品などの買い物で、相手の金銭感覚が大体分かります。それぞれ別の家の文化で過ごしてきたので、お互いの価値観を擦り合わせるトライアル期間として結婚前に絶対同棲した方がいいと私は思いました!」(女性Sさん・29歳)

また、次に多く挙げられたのが「相手が病気や怪我になったときのサポートがしやすい」というもの。

「自分が体調不良だと気づかずに過ごしていたときに、彼女が『具合悪そうだけど、大丈夫?』と声をかけてくれて助かったことがありました。お互い健康を気遣い合えるような間柄だと、ありがたいですね」(男性Hさん・31歳)

他にも「話し相手がいるので基本的に寂しくない」「お互いに分担できるので家事が楽になる」「好きな相手といられるから楽しい」「2人で食べるご飯がうまい」といった意見が集まりました。

なかでも興味深かったのは「一人暮らしよりも生活リズムが整いやすい」とのコメント。

「僕の場合、1人で暮らしていると、お酒を飲みすぎたり、延々とゲームで遊んでしまったり、一日中寝てしまったりと、際限なく堕落してしまうんです。

同棲は、相手の生活習慣にも気を使わないといけないから、良い意味で緊張感やストレスがあって、生活にメリハリがつきますね。自分を律したいと思っている人にはおすすめできるんじゃないでしょうか」(男性Hさん・31歳)

同棲のデメリットは〇〇の違い

同棲のデメリットについて話を聞くと、男女それぞれで意見の違いが見られました。女性の場合、多く挙げられたのが「衛生観念の違いに耐えられない」との声。掃除の習慣や身だしなみの基準などが大きく違うと、それがストレスの元になるそうです。

「私が若干、潔癖気味で、トイレを不浄だと思っているのでスリッパ必須なんです。でも相手は床を掃除してれば、スリッパなしでも特に気にならないタイプでした。だから最初、彼の家に転がり込む感じで同棲を始めたときは、向こうの家のトイレにスリッパがなくて、私はトイレに入れませんでした(笑)

すぐにスリッパを買いに行って置いたんですが、彼が入った後はスリッパが揃えられてなくて…。ドアからめっちゃ遠くにあったりしてスリッパまでジャンプしなければいけないような状態で、『あらー(汗)』となりました。」(女性Sさん・29歳)

「私が耐えられないのは、靴下の片方がどこかへ消えてしまったり、床に小銭や綿棒といった細々したものが落ちていること。彼氏がそういうのを全く気にしない人なので、同棲の最初の頃はよく喧嘩になりました。

あと、汚い話ですが、おならとかゲップとか、そういうのが耳に入らないように気をつけられるのかも大事だと思います」(女性Hさん・32歳)

男性の場合、多く意見として挙がったのが「1人で遊ぶ時間が減ること」。帰宅時間を約束させられたり、お小遣いが制限されたりするのが嫌だという意見が集まりました。

「自分の場合、よく飲み屋街で朝まで飲むのが習慣だったのですが、同棲してからはなかなか街に繰り出すことができないですね。ただ一方で、これを受け入れられないような男性はそもそも結婚に向いていないんだろうなと思います(笑)」(男性Yさん・33歳)

逆に、2人の時間がとれないことに不満を持ってしまうケースも。

「お互いの生活リズムが違っていると、食事やデートの時間を合わせられないので、それがイライラの原因になることがあります。せっかく一緒に暮らしていても、バラバラに過ごしていると『なんのための同棲?』と思ってしまいますね」(男性Tさん・30歳)

また印象的な意見としては「いざというとき別れにくい」というものがありました。

「引っ越し代や購入した家具などを考えると、もし相手のことが全然好きじゃなくなったとしても、ダラダラと惰性で付き合ってしまうかも…。相手とウマが合わなくなっても、『せっかく同居してるんだし』ってどこかで我慢してしまうんです。同棲する前に、よく相手のことを知るのも大事ですね」(女性Aさん・25歳)

同棲前にチェックすべき5つの項目

今回のメリット・デメリットをまとめてみると、同棲前に以下のような5つのポイントをチェックしてみると良さそうです。

①相手の金銭感覚が自分と合っているか
②生活リズムがバラバラすぎて、ストレスにならないか
③だらしない部分をどこまで許容できるか
④一緒に暮らして、生活が楽しくなりそうか
⑤お互いの健康をサポートできるか

こういった点を一緒に暮らす前に話し合ったり、お互いの家にお邪魔してチェックしてみたりすると、話がスムーズに進むかもしれません。それでも不安な場合、一週間ほどお試し期間として、実際にどちらかの部屋に住んで生活してみるのもいいでしょう。

また同棲の関係に慣れてしまって、ダラダラと時間を浪費してしまうのが嫌だという場合は、いきなり結婚に踏み切るのも一手。余計な選択肢がなくなる分、覚悟が決まって楽になるという人もいるはずです。

どのような選択であっても、相手と幸せな時間を育むことが大事です。お互いにとって、居心地の良い暮らしを見つけてみませんか?

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ゆりいか
ライター
1989年生まれ、ライター。書籍やネットカルチャー、住まいなどをテーマに記事を書いています。主な執筆に『百合写真集』(一迅社)、『平成まとめクイズ』(永岡書店)『ゆりいかの文学住散歩』(日本住宅新聞)など。また、毎週月曜日に新宿ゴールデン街の文壇バー『月に吠える』でバーテンをしています。