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私はこれで100万円貯められました。どケチな節約エピソード5選

作成 : 2021.08.03 08:00
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日頃のストレスでついつい散財してしまい、お金が一向に貯まらないという人は少なくないはず。節約しようにも、日々の暮らしから何を変えていけばいいのかは悩ましいポイントです。今回は、ちょっと「ケチ」と言われてしまいそうなくらい節約をしてお金を貯めることに成功した人たちに話を聞いたので、そのエピソードをご紹介しましょう。

冷蔵庫なし、割引惣菜縛りで1年間過ごした

当時、海外留学にだいたい100万円ほど必要だったので、冷蔵庫や食器などをあえて買わず、近所のスーパーの割引されたお惣菜だけを買っていました。冷蔵庫がなければ保存しなくて済むから、余計なコストがかかりません。お惣菜もプラスチックの容器からそのまま食べればいいですし、そのままゴミ箱に捨てればいいので部屋も汚くならないんです。食事には飽きますが、貧乏だったのでそこは我慢していました。

ただ、さすがに体力のある学生の頃だからできたことで、今同じようなことをすると、体調を崩してしまうかもしれませんね。ちなみに洗濯機と電子レンジもありませんでした。この生活のおかげで1年くらいで100万円を貯められました。
(30代女性/主婦)

とにかくお得なポイントは見逃さない

私ではなく夫の話なのですが、とにかくお得なポイントを活用する習慣が身についています。例えば、QRコードの決済キャンペーンがあれば必ず参加するようにしているし、地域振興券などの情報も見逃さないようにしています。

普段から使うスーパーなどもポイントがあるかどうかで買う商品を選んで、他のお店のほうがポイントが高そうならちょっと遠くてもそちらを使うって感じですね。ものすごく細かい人だなと思いますが、おかげで旅行に行けるくらいのお金は貯まっていっている感じですね。ありがたいです。
(30代女性/公務員)

寮生時代はモヤシ生活が基本

学生時代は奨学金を返すためにかなり極貧生活だったのですが、モヤシにはお世話になったことを覚えています。100円均一店でいろんな調味料を増やして、モヤシ料理のバリエーションを増やしていました。

ただそれでも限界はあるので、当時住んでいた寮で毎週金曜日に必ず出てくるカレーをこっそりタッパーに詰めて、週末はそれでしのいでいましたね。それから、まかない飯のあるところでバイトしたりして、とにかく食費を浮かせるようにしていました。あの頃の生活が懐かしいです。
(30代男性/飲食業)

1年間の服飾費はたぶん1万円以下

1年に2回、夏と冬が始まる前にリサイクルショップで1000円以下の古着を上下3着ずつ買います。その3着の組み合わせを変えながらひたすら着回し続け、くたびれたらシーズンの終わりに思い切って捨てます。保管場所にも困りません。

職場は制服だし、休日に毎日同じ人と会うわけでもないので大丈夫。年単位で見れば違う服を着ているので、久しぶりに会った友達に「前と同じ服着てない?」と指摘されたこともありません。もちろん見えない下着や靴下は擦り切れて穴があくまで使います。ポイントは無地の同じ靴下を同じ色でまとめ買いすること。片方穴があいて捨てても別のものと組み合わせられますし、大手ブランドのものなら数年後も同じものを売っています。お金も節約できるし、何を着ていくか悩む必要もないので時間も節約できてオススメですよ。
(30代男性/販売業)

家賃を限界まで下げたくて…

とにかくお金がなかったので、20代の頃は8畳の部屋で男3人で暮らしていました。家賃7万円ほどの部屋だったので、自己負担はだいたい2万3000円くらい。和式トイレ、シャワーのみ、古畳という感じの部屋でしたが、仕事から帰って寝るだけだったので、あまり苦労はありませんでしたね。夏は暑いし、冬は寒いという点ではかなりキツかったですが…。

でも、そのおかげで半年間である程度お金が貯まって、もう少し余裕のあるところに一人で引っ越せました。今でも、あの頃いろんなことを我慢してくれた同居人には感謝しています。
(30代男性/建築系)

貯金のためには何を我慢すべきか

他にいただいた回答としては

「電車をなるべく使わず、3駅分くらいは歩く」
「飲み会の幹事をやるときは、参加者からは現金で受け取って、自分はそれを一括でカード払いにしてポイントを貯めていた」
「度数の高いお酒を買って、チビチビ飲むことで酒代を浮かせる」
「シャンプーなどの容器に入っているものは、手ですくってでも全部出す」
「有料ゴミ袋の中身を圧縮して、できる限り1枚で済むようにする」

といったものがありました。
傾向としては、自分の娯楽や食事を節約する人が多いようです。

生活費と一言にいっても、家賃、服飾費、通信費、食費、娯楽費、雑費など、さまざまなものがあります。このなかで、どれを節約し、どれを保つかで、生活のQOLは大きく変わってきます。

今回紹介した方々は、極端な節約に対応できていましたが、誰もが耐えられるものとは限らないので、その点はご注意を。これまでの生活スタイルを見直したうえで、我慢できる範囲を決めると良さそうです。

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ゆりいか
ライター
1989年生まれ、ライター。書籍やネットカルチャー、住まいなどをテーマに記事を書いています。主な執筆に『百合写真集』(一迅社)、『平成まとめクイズ』(永岡書店)『ゆりいかの文学住散歩』(日本住宅新聞)など。また、毎週月曜日に新宿ゴールデン街の文壇バー『月に吠える』でバーテンをしています。