朝、目を覚ますと体がぽかぽかしていてなんだか熱っぽい息子。
咳や鼻水はなく、熱を測ると37.4度。これは突発性発疹だとすぐに気付きました。
幸い息子は熱がある割にとても元気で、食欲も普段と変わらず、便も通常。
かつて上の娘が突発性発疹にかかったとき「極端に機嫌が悪いようでなければ、自然治癒を待ちましょう」とかかりつけ医から説明を受けたことを思い出し、とりあえずこのまま自宅で様子を見ることにしました。
熱が上がったり機嫌が悪くなったりしたら、すぐに診察を受けられるよう準備だけはしていましたが、息子の体温は37.0~37.4度の間を行ったり来たりしながら、3日後には解熱。
当時38度以上の高熱が続いた娘と比べると、微熱程度で済んでくれたので、結局病院へ行くことなく完治したのでした。
娘は2歳を過ぎてから突発性発疹にかかったため、療養中「大丈夫?」「うん!」など、言葉でコミュニケーションが取れたのはとても助かりました。
一方で、まだ喋ることができない息子は「元気そうに見えるけど、本当は辛いんじゃないか」と、常に心配でたまらず…。
少しでも大人しかったりすると「熱が上がっちゃったかも!」とすぐに不安になり、一日に何十回も熱を測っていました。
会話はできたけど高熱が出た娘と、微熱程度だけど意思疎通が難しい息子。
結局どちらも解熱するまで気が休まりませんでしたが、今回初めて「言葉が話せないことによる不安」というものを強く感じました。
解熱後、お腹や手足にポツポツと発疹が出始めてから、いよいよ最も恐れていた不機嫌病がやってきました。
娘の時は特に暴言がひどく、何か拒絶したい度に「あっち行けー!」「やめろー!」ときつい言葉で叫ばれ続けたのは、もはや大変さを通り越して怖かったです。
一方息子は、やはり四六時中グズグズしていましたが「まぁ普段からよく泣く子だし、これくらいならまだまだ余裕~!」と、不機嫌の度合いで言えば想定の範囲内。
拒絶のバリエーションが「ひたすら泣く」だけだったのも、不幸中の幸いでした。
「いつもより泣き声が大きいなぁ…」と思いながらも、最終的には、娘の時よりも心に余裕を持って、不機嫌病を乗り越えることができたと感じています。
今回、息子が突発性発疹にかかったことで「身体の不調を自分から伝えられないことが、どれだけ不安でたまらないか」改めて気付かされました。
しかし、不機嫌病に関しては、感情の振れ幅が大きかった娘のほうがより大変だったのもまた事実。
結局のところ「突発性発疹の心配や大変さに、年齢は関係ないんだな…」と思ったのでした。